特許
J-GLOBAL ID:200903024260302029

クロマトグラフ分析装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小林 良平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-030298
公開番号(公開出願番号):特開2005-221405
出願日: 2004年02月06日
公開日(公表日): 2005年08月18日
要約:
【課題】実際の試料注入を受けてデータ収集開始信号をネットワークを介して検出器に送り、検出器ではこの信号を受けて検出データに保持時間のタイムスタンプを実行する場合に、ネットワークで伝送遅延が大きいと検出データと保持時間との関係にずれが生じ、正確なクロマトグラムが作成できなくなる。 【解決手段】分析開始前にSNTPを用いて内蔵時計71、64の時刻合わせを行い、分析時にコントローラ7は内蔵時計71により試料注入時刻を取得しデータ収集開始信号に付加してPDA検出器6へ送る。タイムスタンプ部62はこの信号を受けた現在時刻を内蔵時計64から取得し、付加データ中の時刻情報と現在時刻との時間差を計算して、その時間差に応じて保持時間タイマ65の初期時間をセットし計時を開始する。これによって、実際の試料注入時点を基準ゼロとした真の保持時間と保持時間タイマ65の計時とが一致する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
分離カラム、該分離カラムに移動相を流す移動相供給部、及び、前記分離カラムの手前で移動相中に試料を注入する試料注入部を含み、該試料が分離カラムを通過する過程で該試料に含まれる各種成分を時間的に分離するための分離分析部と、該分離分析部により分離された成分を順次検出する検出部と、該検出部により得られた検出データの全て又は一部に保持時間データを付加するタイムスタンプ部と、を具備し、前記分離分析部は通信手段を介して試料注入部による試料注入の実行を示す試料注入信号をタイムスタンプ部へと送り、該タイムスタンプ部は受け取った試料注入信号に基づいて保持時間データを生成するクロマトグラフ分析装置において、 a)分析実行に先立って前記分離分析部に設けられた第1時計とタイムスタンプ部に設けられた第2時計との時刻を合わせる時計同期手段と、 b)分離分析部にあって、試料注入の実行時に第1時計により試料注入時刻を取得し、この試料注入時刻データを試料注入信号とともに通信手段を通してタイムスタンプ部に送る試料注入情報送信手段と、 c)タイムスタンプ部にあって、前記試料注入時刻データを試料注入信号とともに受け取ったときにその時点での時刻を第2時計により取得し、該時刻と前記試料注入時刻データによる時刻との時間差を算出する時間差算出手段と、 d)該時間差算出手段により算出された時間差を通信手段における信号の時間遅延量とみなして、該時間遅延量を考慮して実際の試料注入時点を基準とした保持時間データを生成する保持時間データ生成手段と、 を備えることを特徴とするクロマトグラフ分析装置。
IPC (1件):
G01N30/86
FI (2件):
G01N30/86 Z ,  G01N30/86 B
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • クロマトグラフ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-299338   出願人:株式会社島津製作所
審査官引用 (9件)
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