特許
J-GLOBAL ID:200903029775830682

音源分離装置、音源分離方法及び音源分離プログラム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 本庄 武男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-207006
公開番号(公開出願番号):特開2008-035259
出願日: 2006年07月28日
公開日(公表日): 2008年02月14日
要約:
【課題】ICA法による音源分離処理を行うに当たり、高い音源分離性能を確保しつつ、出力遅延(混合音声信号が発生した時点から、その混合音声信号から分離生成された分離信号が出力されるまでの遅延)を短くすることができること。【解決手段】フィルタ処理の入力信号として用いる第2周波数領域信号S1を得るための第2フーリエ変換処理の実行周期t2の方が、分離行列の学習計算に用いる第1周波数領域信号を得るための第1フーリエ変換処理の実行周期t1よりも短くする。ここで、第2時間領域信号S1の時間長が、第1時間領域信号S0の時間長よりも短く設定されている場合、学習計算により得られる第1分離行列の行列要素を、複数のグループごとに集約することにより、フィルタ処理で用いる第2分離行列を設定する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
複数の音源が存在する音響空間に複数のマイクロホンが存在する状態で、該マイクロホン各々を通じて入力される音響信号を一定のサンプリング周期で逐次デジタル化して得られる複数の混合音響信号に基づいて、1以上の前記音源に対応する音響信号である分離信号を分離生成する音源分離装置であって、 所定の第1の時間長分の新たな前記混合音響信号が得られるごとに、該第1の時間長以上の時間長分の最新の前記混合音声信号である第1の時間領域信号にフーリエ変換処理を施し、該フーリエ変換処理により得られる第1の周波数領域信号を所定の記憶手段に一時記憶させる第1のフーリエ変換手段と、 前記第1のフーリエ変換手段により得られた1又は複数の前記第1の周波数領域信号に基づいて周波数領域での独立成分分析法による学習計算を行うことにより、所定の第1の分離行列を算出する分離行列学習計算手段と、 前記分離行列学習計算手段により算出された前記第1の分離行列に基づいて前記分離信号の分離生成に用いる第2の分離行列を設定して更新する分離行列設定手段と、 前記第1の時間長よりも短い予め定められた第2の時間長分の新たな前記混合音響信号が得られるごとに、該第2の時間長の2倍の時間長分の最新の前記混合音声信号を含む第2の時間領域信号にフーリエ変換処理を施し、該フーリエ変換処理により得られる第2の周波数領域信号を所定の記憶手段に一時記憶させる第2のフーリエ変換手段と、 前記第2のフーリエ変換手段により新たな前記第2の周波数領域信号が得られるごとに、該第2の周波数領域信号に対して前記分離行列設定手段により更新される前記第2の分離行列に基づくフィルタ処理を施し、これにより得られる第3の周波数領域信号を所定の記憶手段に一時記憶させる分離フィルタ処理手段と、 前記分離フィルタ処理手段により新たな前記第3の周波数領域信号が得られるごとに、該第3の周波数領域信号に逆フーリエ変換処理を施し、該逆フーリエ変換処理により得られる第3の時間領域信号を所定の記憶手段に一時記憶させる逆フーリエ変換手段と、 前記逆フーリエ変換手段により新たな前記第3の時間領域信号が得られるごとに、該第3の時間領域信号とその1回前に得られた前記第3の時間領域信号とにおける時間帯が重複する部分の両信号を合成することによって新たな前記分離信号を生成する信号合成手段と、 を具備してなることを特徴とする音源分離装置。
IPC (3件):
H04R 3/00 ,  G10L 21/02 ,  H04R 1/40
FI (5件):
H04R3/00 320 ,  G10L21/02 201D ,  G10L21/02 202B ,  G10L21/02 203Z ,  H04R1/40 320Z
Fターム (1件):
5D020BB04
引用特許:
出願人引用 (4件)
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