特許
J-GLOBAL ID:200903030671380365

アンカー構造体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-067095
公開番号(公開出願番号):特開平11-264135
出願日: 1998年03月17日
公開日(公表日): 1999年09月28日
要約:
【要約】【課題】 高い防食性を有し、またアンカー設置孔のボーリング径も小さく、しかも止水部の信頼性も高いアンカー構造体を提供すること。【解決手段】 引張鋼材として、表面に、セメントグラウトに対して高い付着力を有し、かつ防食効果の高い、エポキシ樹脂又はポリエチレン樹脂等の密着樹脂被覆層を形成した防食PC鋼より線を複数本使用し、この複数本の各防食PC鋼より線の自由長部に、防食PC鋼より線の外径より0.6mm〜6mm大きい内径のポリエチレンシースを被せて緊張時における自由な伸びを確保し、かつ複数本の防食PC鋼より線を定着長部においてスペーサで所定間隔で保持して、グラウトホースと共に、結束バンドで結束一体化し、この結束一体化した防食PC鋼より線の定着長部先端に先端キャップを被せ、かつ定着長部と自由長部との境界部分と、定着具側の端部に止水部を設けた構造とする。
請求項(抜粋):
頭部に定着具が設置されるアンカー設置穴に、先端側に定着長部を設け、頭部側に自由長部を設けた引張鋼材を収容し、アンカー設置穴と引張鋼材との間にセメントグラウトを注入充填し、引張鋼材を緊張させて引張鋼材の頭部側端部を、アンカー設置穴の頭部に設置される定着具に固定するアンカー構造体において、上記引張鋼材が、PC鋼より線の表面に、より合わせた状態で0.4mm以上で、かつより目が現われる程度の厚み、又はより合わせる前の各表線の状態で0.2mm以上の厚みを有するエポキシ樹脂又はポリエチレン樹脂等の密着樹脂被覆層を有し、自由長部における密着樹脂被覆層の外周に、被覆層の外径より0.6mm〜6mm大きい内径の0.4mm以上の厚みのポリエチレンシースを有する防食PC鋼より線であり、この防食PC鋼より線の複数本を定着長部で、スペーサによって所定間隔に保持して、グラウトホースと共に結束バンドで結束一体化し、この結束一体化された定着長部先端の防食PC鋼より線に先端キャップを被せ、かつ定着長部と自由長部との境界部分と、定着具側の端部に、それぞれ止水部を設けたことを特徴とするアンカー構造体。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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