特許
J-GLOBAL ID:200903031286819271

缶胴用アルミニウム合金板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 豊田 武久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-210644
公開番号(公開出願番号):特開2001-040461
出願日: 1999年07月26日
公開日(公表日): 2001年02月13日
要約:
【要約】【課題】 DI缶胴用材料として、低耳率とフランジ成形性、しごき性、強度が安定して優れたAl合金板の製造方法を提供する。【解決手段】 Al-Mg-Mn系合金を鋳造後、均質化処理を施し、さらに熱間圧延にあたり、熱延開始温度350〜590°Cとし、板厚50mm以下、280〜450°Cで仕上圧延を開始し、各パス圧下率10〜80%、パス間滞留時間10分以下として各パスでの再結晶率90%以下で仕上圧延を行ない、かつ仕上圧延各パスでの材料の温度のばらつきを70°C以内とし、さらに熱延終了温度230〜330°C、終了板厚1.5〜4.0mmとし、熱延終了直後の熱延板の室温までの平均冷却速度を100°C/時間以下として、室温で再結晶率97%以下、立方体方位面積率0.1〜50%の熱延板を得、さらに2〜50%の1次冷間圧延後、中間焼鈍を施して立方体方位面積率1〜70%とし、その後50%以上の最終冷間圧延を行なう。
請求項(抜粋):
Mg0.5〜2.0%(重量%、以下同じ)、Mn0.5〜2.0%、Fe0.1〜0.7%、Si0.05〜0.5%を含有し、さらに必要に応じて0.005〜0.20%のTiを単独でもしくは0.0001〜0.05%のBと組合せて含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よりなるアルミニウム合金を鋳造した後、520〜630°Cの範囲内の温度で1時間以上の均質化処理を施し、さらに粗圧延および仕上圧延からなる熱間圧延を行なうにあたり、(1) 350〜590°Cの範囲内の温度で熱間粗圧延を開始し、(2) 熱間粗圧延終了後、熱間仕上圧延を50mm以下の板厚、280〜450°Cの範囲内の温度で開始し、かつ熱間仕上圧延の各圧延パスでの圧下率を10〜80%の範囲内、各圧延パス間の材料滞留時間を10分以内として、熱間仕上圧延の各圧延パス(但し最終パスを除く)における次パス開始直前までの再結晶率を90%以下に制御し、(3) 熱間仕上圧延の各圧延パスにおいてコイル長手方向および幅方向の板温度のばらつきを70°C以内に制御し、(4) 熱間仕上圧延の終了温度を230〜330°Cの範囲内、熱間仕上圧延終了板厚を1.5〜4.0mmの範囲内とし、(5) 熱間仕上圧延終了直後の230〜330°Cの範囲内の温度から室温までの平均冷却速度を100°C/hr以下とし、(6) 以上の(1)〜(5)により、熱間仕上圧延終了後の室温に冷却された状態での再結晶率を97%以下、立方体方位結晶粒の面積率を0.1〜50%の範囲内に制御し、その後、熱間圧延板に対して、2〜50%の範囲内の圧延率で1次冷間圧延を行ない、さらに中間焼鈍として、1〜100°C/秒の範囲内の平均昇温速度で330〜620°Cの範囲内の温度に加熱して保持なしもしくは10分以下の保持を行なって、1〜100°C/秒の範囲内の平均冷却速度で冷却する連続焼鈍を施して材料を完全再結晶させることにより、立方体方位結晶粒の面積率を1〜70%の範囲内に制御し、その後さらに50%以上の圧延率で最終冷間圧延を行なうことを特徴とする、缶胴用アルミニウム合金板の製造方法。
IPC (13件):
C22F 1/04 ,  C22C 21/00 ,  C22F 1/00 623 ,  C22F 1/00 630 ,  C22F 1/00 682 ,  C22F 1/00 683 ,  C22F 1/00 684 ,  C22F 1/00 685 ,  C22F 1/00 686 ,  C22F 1/00 691 ,  C22F 1/00 ,  C22F 1/00 692 ,  C22F 1/00 694
FI (14件):
C22F 1/04 C ,  C22C 21/00 L ,  C22F 1/00 623 ,  C22F 1/00 630 K ,  C22F 1/00 682 ,  C22F 1/00 683 ,  C22F 1/00 684 A ,  C22F 1/00 685 A ,  C22F 1/00 686 A ,  C22F 1/00 691 B ,  C22F 1/00 691 C ,  C22F 1/00 692 A ,  C22F 1/00 694 A ,  C22F 1/00 694 B
引用特許:
出願人引用 (4件)
全件表示
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る