特許
J-GLOBAL ID:200903033358368370

量子暗号通信装置、通信端末および付加情報送信方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 宮田 正昭 ,  山田 英治 ,  佐々木 榮二 ,  澤田 俊夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-128075
公開番号(公開出願番号):特開2007-300515
出願日: 2006年05月02日
公開日(公表日): 2007年11月15日
要約:
【課題】、送信者側端末から受信者側端末にフレーム同期信号等の付加情報を良好に送信する。【解決手段】送信者側端末30で、光源33からのパルス光を信号光P1及び参照光P2に分離して、通信路32に送出する。量子暗号通信時には、信号光P1の光量を減衰させるが、付加情報送信時には、信号光P1の光量を減衰させない。また、量子暗号通信時には、信号光P1に、パルス毎に、複数の基底を構成する位相から選択された所定の位相となるランダムな位相変調を加えるが、付加情報送信時には、信号光P1の位相を、上述の複数の基底を構成する位相のいずれにも直交しない位相とする。付加情報送信時には、受信者側端末31のホモダイン検出出力として、大きなレベルの付加情報を得る。【選択図】図12
請求項(抜粋):
量子暗号に基づく通信処理を実行する量子暗号通信装置であって、 第1の通信端末と、第2の通信端末と、上記第1の通信端末および上記第2の通信端末を結ぶ通信路とを備え、 上記第1の通信端末は、 パルス光を発生する光源と、 上記光源から発生されるパルス光を信号光および参照光に分離する第1の光分離部と、 上記第1の光分離部で分離される上記信号光の光量を調整する可変減衰器と、 上記第1の光分離部で分離される上記信号光の位相を調整する第1の位相変調器と、 上記可変減衰器および上記第1の位相変調器の動作を制御する第1のコントローラと、 上記第1の光分離部で分離される参照光、および上記第1の光分離部で分離され、上記可変減衰器および上記第1の位相変調器を介された上記信号光を上記通信路に送出する光送出部とを有し、 上記第1のコントローラは、 量子暗号通信時には、上記信号光の光量が第1の光量となるように上記可変減衰器を制御すると共に、上記信号光に、パルス毎に複数の基底を構成する位相から選択された所定の位相となるランダムな位相変調を加えるように上記第1の位相変調器を制御し、 付加情報送信時には、上記信号光の光量が上記第1の光量より大きな第2の光量となるように上記可変減衰器を制御すると共に、上記信号光の位相が、上記複数の基底を構成する位相のいずれにも直交しない位相となるように上記第1の位相変調器を制御し、 上記第2の通信端末は、 上記通信路を介して上記第1の通信端末から送られてくる上記参照光を分離して取り出す第2の光分離部と、 上記第2の光分離部で分離される上記信号光および上記参照光に基づいてホモダイン検波を行うホモダイン検波器と、 上記第2の光分離部で分離されて上記ホモダイン検波器に供給される上記信号光または上記参照光の位相を調整する第2の位相変調器と、 上記第2の位相変調器の動作を制御する第2のコントローラと、 上記ホモダイン検波器の出力信号をレベル判別して、上記量子暗号通信時に送られてくる通信情報および上記付加情報送信時に送られてくる付加情報を区別して出力するレベル判別器とを有し、 上記第2のコントローラは、 上記量子暗号通信時および上記付加情報送信時には、上記信号光または上記参照光に、パルス毎に上記複数の基底を構成する位相から選択された所定の位相となるランダムな位相変調を加えるように上記第2の位相変調器を制御する ことを特徴とする量子暗号通信装置。
IPC (5件):
H04L 9/12 ,  H04B 10/04 ,  H04B 10/06 ,  H04B 10/142 ,  H04B 10/152
FI (2件):
H04L9/00 631 ,  H04B9/00 L
Fターム (16件):
5J104AA05 ,  5K102AA61 ,  5K102AA63 ,  5K102AB11 ,  5K102AH13 ,  5K102AH24 ,  5K102AH27 ,  5K102PH01 ,  5K102PH22 ,  5K102PH24 ,  5K102PH33 ,  5K102PH41 ,  5K102PH42 ,  5K102PH49 ,  5K102RB01 ,  5K102RB02
引用特許:
出願人引用 (4件)
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