特許
J-GLOBAL ID:200903033974584094

弁開閉時期制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-085944
公開番号(公開出願番号):特開平11-280427
出願日: 1998年03月31日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 内燃機関の始動時におけるベーンと突部の周方向端面との衝突による打音の発生及び始動不良を確実に防止しつつ、内燃機関の高速回転域において体積効率の向上を図ることができる弁開閉時期制御装置を提供すること。【解決手段】 少なくとも1つのベーン60が突部31の進角側及び遅角側の周方向端面に当接しない中立位置にある時であって、内燃機関が始動可能な弁開閉時期にある時の回転軸(カムシャフト10、内部ロータ20)と回転伝達部材(外部ロータ30)の所定の相対位相時に位相保持機構(ロック機構80、ロックピン81)により回転軸と回転伝達部材の相対位相が保持されるようにすると共に、回転伝達部材又は回転軸に回転軸又は回転伝達部材に向けて進退可能に設けられ、所定の相対位相時において進角用室R1又は遅角用室R2内の流体圧が所定値よりも低い時に回転軸又は回転伝達部材に形成される係合溝27に係合して回転軸と回転伝達部材の相対回転を制限する相対回転制限機構(ラチェット機構90、ラチェットピン91)を設けた。
請求項(抜粋):
内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回転軸と、該回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランク軸からの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸又は前記回転伝達部材の一方に設けられたベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相である時に前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相を保持する位相保持機構とを備えた弁開閉時期制御装置において、前記ベーンにより前記遅角用室の容積が最小とされる最大進角状態における前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相と前記ベーンにより前記進角用室の容積が最小とされる最大遅角状態における相対位相の間の中間的な相対位相であって、前記内燃機関が始動可能な弁開閉時期にある時の所定の中間的な相対位相時に前記位相保持機構により前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が保持されるようにすると共に、前記回転伝達部材又は前記回転軸に前記回転軸又は前記回転伝達部材に向けて進退可能に設けられ、前記所定の相対位相時において前記進角用室又は前記遅角用室内の流体圧が所定値よりも低い時に前記回転軸又は前記回転伝達部材に形成される係合溝に係合して前記回転軸と前記回転伝達部材の相対回転を制限する相対回転制限機構を設けたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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