特許
J-GLOBAL ID:200903034533088748

制振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野田 茂
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-047320
公開番号(公開出願番号):特開平10-227331
出願日: 1997年02月14日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】【課題】 パッシブ型の制振装置よりも十分な制振効果を得ることができ、また、アクティブ型の制振装置よりも簡易で安価な制振装置を提供する。【解決手段】 建物30の最上部等に固設されたベース部36と移動可能に支持された重錘32との間に、バネ38、減衰器40および駆動装置42を設ける。重錘32、バネ38および減衰器40は、重錘32の減衰自由振動によって建物30の振動を吸収するパッシブ型動吸振器を構成している。また、ベース部36に加速度計44を設け、この検出出力を制御装置46を介して駆動装置42に供給する。これにより、駆動装置42の駆動力は、重錘32の減衰自由振動と同位相で、その振幅を増幅するように作用することになり、パッシブ型動吸振器の制振効果を補強して、より大きい制振効果を得ることができる。
請求項(抜粋):
構造物の振動を抑制する制振装置において、前記構造物に固定されるベース部と、支持機構を介して前記ベース部に対して移動可能に支持された可動質量と、前記ベース部と前記可動質量との間に配設され、前記ベース部に対する前記可動質量の変位の速度に応じた減衰力を発生する減衰手段と、前記ベース部と前記可動質量との間に配設され、前記ベース部に対する前記可動質量の変位の大きさに応じたバネ力を発生するバネ手段と、前記構造物の振動によって発生する前記ベース部の加速度を表す加速度信号を出力する加速度計と、前記加速度信号を受取り、その加速度信号に応じた制御信号を発生する制御信号発生手段と、前記ベース部と前記可動質量との間に配設され、前記制御信号に応じた駆動力を前記ベース部と前記可動質量との間に作用させる駆動手段とを備え、前記構造物の振動時に前記可動質量に作用する前記ベース部を基準とした慣性力と、前記可動質量に作用する前記駆動手段の駆動力とが、略々同位相になるように、前記制御信号発生手段及び前記駆動手段を構成した、ことを特徴とする制振装置。
IPC (2件):
F16F 15/02 ,  E04H 9/02 341
FI (2件):
F16F 15/02 A ,  E04H 9/02 341 D
引用特許:
審査官引用 (5件)
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