特許
J-GLOBAL ID:200903035018362892

粉末材料を輸送する方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (7件): 岡部 正夫 ,  加藤 伸晃 ,  臼井 伸一 ,  越智 隆夫 ,  本宮 照久 ,  高橋 誠一郎 ,  吉澤 弘司
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-570034
公開番号(公開出願番号):特表2006-521979
出願日: 2003年10月01日
公開日(公表日): 2006年09月28日
要約:
本発明は、粉末材料を空気輸送する方法及び装置に関し、円筒形のチャンバは、密封可能な入口によってリザーバに結合され、密封可能な出口によって送出ラインに結合されていて、該チャンバは、リザーバからの材料で充填され、これと交互に、かかる材料を空にされ、そのために、チャンバの出口を閉じてチャンバの入口を開き、チャンバに負圧を与えることによって、ガス透過性のフィルタエレメントで形成された境界壁を介して、リザーバからチャンバへ材料を吸引し、次に、チャンバの入口を閉じてチャンバの出口を開き、チャンバに加圧ガスを与えることによって、チャンバに既に吸引されている材料をチャンバから送出ラインへと押し出す。フィルタエレメントの耐用寿命を長くするために、また、フィルタエレメントの汚染を容易に避けるために、本発明によって提案されるフィルタエレメントは、中空の円筒状にデザインされて、チャンバの少なくとも一部分を取り囲んでいる。
請求項(抜粋):
粉末材料、特に粉末被覆材料を空気輸送するための方法であって、 密封可能な入口によってリザーバに結合され、密封可能な出口によって送出ラインに結合されている円筒形チャンバをリザーバからの材料で充填し、これと交互に、リザーバからチャンバへ材料を吸引するためのガス透過性のフィルタエレメントで形成された境界壁を介して、チャンバの出口を閉じてチャンバの入口を開いた状態でチャンバに負圧を与えることによってこの材料が空にする工程と、 そしてチャンバの入口を閉じてチャンバの出口を開き、チャンバに既に吸引されている材料をチャンバから送出ラインへと押し出ためにチャンバに加圧下でガスを与える工程とを備える方法であって、 ガス透過性のフィルタエレメントは、中空の円筒状にデザインされて、該円筒形チャンバの少なくとも一部分を取り囲んでいることを特徴とする方法。
IPC (2件):
B65G 53/28 ,  B05B 7/14
FI (2件):
B65G53/28 ,  B05B7/14
Fターム (19件):
3F047AA11 ,  3F047AA13 ,  3F047BA01 ,  3F047BA08 ,  3F047CA02 ,  3F047CA15 ,  3F047DA04 ,  3F047DB03 ,  3F047DB07 ,  4F033QA01 ,  4F033QB02Y ,  4F033QB05 ,  4F033QB12Y ,  4F033QB18 ,  4F033QD11 ,  4F033QE05 ,  4F033QF11X ,  4F033QF11Y ,  4F033QH10
引用特許:
出願人引用 (3件)
  • ドイツ国特許第DE 196 43 523号
  • ドイツ国特許第DE196 54 649号
  • 欧州特許EP 0 937 004 B1号 負圧の吸引を用いて粉末材料のプラグ流れないし高密度相輸送を行うタイプの方法及び装置は、既に、DE 196 43 523号、DE196 54 649号、及びEP 0 937 004 B1号によって知られている。公知の装置は、円筒形のポンプチャンバを有していて、該チャンバはその下端には輸送された材料のための吐出開口を備え、その上端には輸送される材料が通過できない板状のフィルタエレメントを備えていて、ポンプチャンバは、交互に、真空ポンプと圧縮ガス源とに結合されて、ポンプチャンバを充填すべく、ポンプチャンバの側部に開かれた結合部を介してリザーバから輸送材料を吸引し、また、ポンプチャンバを空にすべく、輸送された材料を吐出開口を介して送出ラインへ押し出すようになっている。輸送される材料を正確に計量できて、同時に大きな吐出量が得られるためには、ポンプチャンバの充填容量は可能な限り小さくあるべきで、しかも、可能な限り短い動作サイクルで充填され、空にされるべきである。しかし、後者の目的を達成するためには、ポンプチャンバからのガスの吸引と、ポンプチャンバへのガスの供給とを比較的迅速に行う必要があり、そのためには、ポンプチャンバの内部と負圧源又は圧縮ガス源との間の圧力差を可能な限り大きくすることが必要になる。しかしながら、フィルタエレメントに大きな圧力差が働くと、フィルタエレメントに大きな曲げ荷重と圧力荷重とが生じるために、フィルタエレメントの耐用寿命は短くなるので、フィルタエレメントを支持格子などで支えることが必要になる。しかしながら、そうすると、通路の断面積が減少することになるので、荷重を大きくしてフィルタエレメントの耐用寿命を短くするか、ガス流量を大きくして短い動作サイクルにするか、両者の間で選択を行わなければならない。粉末被覆材料を空気輸送する場合には、さらに考慮すべきことがあって、それは、かかる材料の粒子サイズは80μm未満であり、かかる材料の約10〜15%の粒子サイズは5μm未満であることである。これは、フィルタに使用される材料の孔径と同じオーダーの大きさであるので、小さい粒子はフィルタエレメントに深く浸透し、さらにはフィルタエレメントを通過しさえする。前述した前者の粒子のいくつかは、続いて圧縮ガスが適用されてもフィルタエレメントに保持されて、しばらくの時間が経つまではフィルタエレメントから離れることがなく、このことは、色変更後における被覆面の汚染につながる。前述した後者の粒子は、少なくともダイアフラム式のポンプを使用して負圧を発生させている場合に、ポンプの損傷をもたらす。しかしながら、かかる問題点を回避するために小さい孔径を使用するならば、ガス流量は小さくなって、動作サイクルは長くなるだろう。さらに、公知の装置においては、チャンバが空にされたとき、残留物の着色した粉末被覆材料が吸入取入結合部の内側に残されて、これも色変更に際して、粉末被覆材料の汚染につながる。
審査官引用 (5件)
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