特許
J-GLOBAL ID:200903035109088947
位相同期発振回路
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
柿本 恭成
, 阿仁屋 節雄
, 油井 透
, 清野 仁
, 福岡 昌浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-055731
公開番号(公開出願番号):特開2009-212995
出願日: 2008年03月06日
公開日(公表日): 2009年09月17日
要約:
【課題】参照基準信号に異常が生じても長期間安定した発振を維持する。【解決手段】正常に動作している状態における制御電圧VC1の平均値AVEを算出する平均値算出部14と、最新の所定時間における制御電圧VC1の状態を保持する過渡データ保持/出力部15を設け、参照基準信号REFの異常によって同期外れが発生したときに、過渡データ保持/出力部15に保持されている同期外れ直前の過渡データTRAに基づいて位相補正を行うための制御電圧VC2を生成し、その後、平均値算出部14で算出した平均値AVEに基づいて制御電圧VC2を生成してVCO20に与える。これにより、同期外れ検出からフリーラン状態になるまでに生ずる位相のずれが補正され、更に参照基準信号REFが正常に復旧するまでの間、適切な制御電圧VC2によってフリーランを続けることができる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
参照基準信号と発振信号またはこれを分周して得られた内部基準信号との位相差に応じた信号を出力する位相比較部と、
前記位相差に応じた信号を積分して第1の制御電圧を出力するループフィルタと、
前記第1の制御電圧をデジタルデータに変換するアナログ/デジタル変換器と、
前記位相差に応じた信号または前記デジタルデータを監視して前記発振信号が前記参照基準信号に同期しているか否かを検出する同期検出部と、
前記発振信号が前記参照基準信号に同期している期間における前記デジタルデータの平均値を算出する平均値算出部と、
現時点から所定時間前までの間の前記デジタルデータを保持するデータ保持部と、
制御信号によって指定されたときに、前記データ保持部に保持されているデジタルデータを現在から過去に遡って読み出し、前記平均値を境にして対称的な値に変換して過渡データとして出力するデータ出力部と、
前記同期検出部によって同期状態が検出されているときには前記デジタルデータを選択し、同期外れが検出された時点で前記制御信号を出力することによって前記データ出力部から出力される過渡データを選択し、該過渡データの出力が終了した時点で前記平均値を選択して出力する制御部と、
前記制御部から出力されるデータを第2の制御電圧に変換するデジタル/アナログ変換器と、
前記第2の制御電圧に応じて前記発振信号の周波数を制御して出力する電圧制御発振器とを、
備えたことを特徴とする位相同期発振回路。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (18件):
5J106AA04
, 5J106BB01
, 5J106CC01
, 5J106CC21
, 5J106CC38
, 5J106CC52
, 5J106DD02
, 5J106DD09
, 5J106DD33
, 5J106DD35
, 5J106DD36
, 5J106EE10
, 5J106EE15
, 5J106FF08
, 5J106GG01
, 5J106HH03
, 5J106HH10
, 5J106KK18
引用特許:
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