特許
J-GLOBAL ID:200903037301113966
圧電インクジェットヘッドの駆動方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (2件):
稲岡 耕作
, 川崎 実夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-192012
公開番号(公開出願番号):特開2005-035295
出願日: 2004年06月29日
公開日(公表日): 2005年02月10日
要約:
【課題】 複数の加圧室2を覆う大きさの圧電セラミック層7a、7b層を含む圧電アクチュエータACを備えた圧電インクジェットヘッドにおいて、圧電セラミック層7a、7bに電界を印加する電極とその配線とを簡略化できる駆動方法を提供する。【解決手段】 共通電極8a、8bにより、圧電セラミック層7bに分極方向と逆方向の電界を印加しながら、(1) インク滴を吐出させる加圧室2では、個別電極10と共通電極8aとにより、圧電セラミック層7aに分極方向と同方向の電界を印加して、圧電アクチュエータACを加圧室2の方向に突出するように撓み変形させ、(2) インク滴を吐出させない加圧室2では、個別電極10と共通電極8aとにより、圧電セラミック層7aに分極方向と逆方向の電界を印加して、圧電アクチュエータACを初期状態に維持して、上記(1)の加圧室2に連通したノズル3から選択的にインク滴を吐出させてドット形成する。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
板状の基板を備え、この基板の片側の面に、インクが充填される加圧室となる凹部が複数個、基板の面方向に配列されていると共に、基板の内部には、それぞれの凹部ごとに、加圧室に充填されるインクをインク滴として吐出させるためのノズルが連通されており、この基板の、凹部を形成した面には、
基板に遠い方から順に、いずれも上記複数個の加圧室を覆う大きさを有する、横振動モードの第1の圧電セラミック層、第1の共通電極、横振動モードの第2の圧電セラミック層、および第2の共通電極をこの順に積層するとともに、第1の圧電セラミック層上に、それぞれの加圧室に対応して複数個の個別電極を分離形成した圧電アクチュエータが配設された圧電インクジェットヘッドを駆動するための駆動方法であって、
待機時には、両圧電セラミック層に印加する電界をともに解除して、圧電アクチュエータを初期状態としておき、
ドット形成時には、第1および第2の共通電極を用いて、第2の圧電セラミック層に、当該層の分極方向と逆方向の電界を印加し、それと同期させて、
(1) ノズルを通してインク滴を吐出させる加圧室においては、当該加圧室に対応した個別電極と第1の共通電極とを用いて、第1の圧電セラミック層の、両電極間の領域に、当該層の分極方向と同方向の電界を印加することによって、圧電アクチュエータの該当領域を加圧室の方向に突出するように撓み変形させ、かつ
(2) ノズルを通してインク滴を吐出させない加圧室においては、当該加圧室に対応した個別電極と第1の共通電極とを用いて、第1の圧電セラミック層の、両電極間の領域に、当該層の分極方向と逆方向の電界を印加することによって、圧電アクチュエータの該当領域を前記初期状態と同じ状態に維持することによって、
上記(1)の加圧室に連通したノズルから選択的にインク滴を吐出させてドット形成することを特徴とする圧電インクジェットヘッドの駆動方法。
IPC (2件):
FI (1件):
Fターム (16件):
2C057AF54
, 2C057AF55
, 2C057AF93
, 2C057AG15
, 2C057AG33
, 2C057AG44
, 2C057AG48
, 2C057AG85
, 2C057AG92
, 2C057AG93
, 2C057AG94
, 2C057AM16
, 2C057AM21
, 2C057AM22
, 2C057BA04
, 2C057BA14
引用特許:
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