特許
J-GLOBAL ID:200903037488925926

変圧器の処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 兼子 直久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-367195
公開番号(公開出願番号):特開2003-168615
出願日: 2001年11月30日
公開日(公表日): 2003年06月13日
要約:
【要約】【課題】 処理後の部材の容積増加を抑制しつつ有害な添加物が含有された絶縁油を効率よく除去することができる変圧器の処理方法を提供すること。【解決手段】 コイルと分離された鉄心9は、窓部内に第1心金14が挿入される(図4(b))。次いで、鉄心9は、脚鉄部9a,9aが第1心金14と横ラム12,12とにより押止され、縦ラム11,11により圧縮される(図4(c))。その結果、継鉄部9b,9bの変形に伴って各層間に亀裂が発生し、各層間に残存する絶縁油の蒸発経路を形成することができる。また、継鉄部9b,9bを縦ラム11,11により積層方向へ更に加圧することにより、各層間に残存する絶縁油を外部へ圧出することができる。その後、鉄心9を真空加熱処理により加熱、減圧することにより効率良く絶縁油を蒸発除去することができる。
請求項(抜粋):
有害な添加物が含有された絶縁油を使用する変圧器を有価物と保管物とに区分する変圧器の処理方法において、前記変圧器のケース内に貯留される前記絶縁油を抜き取る抜油工程と、その抜油工程により前記絶縁油が抜き取られた前記変圧器を前記ケースとそのケース内に収納されたコイルおよび鉄心を有する変圧器中身とに分解する分解工程と、その分解工程により分解された前記変圧器中身のコイルを切断し、前記変圧器中身を前記コイルと鉄心とに分離する分離工程と、その分離工程により分離された前記コイルを破砕して細分化する破砕工程と、その破砕工程により細分化された前記コイルを銅線と絶縁物とに選別する選別工程と、前記分離工程により分離された前記鉄心を少なくとも1の方向へ加圧することによりその鉄心を減容すると共に鉄心各層間に残存する前記絶縁油を排出する加圧工程と、その加圧工程により加圧された鉄心と、前記分解工程により分解されたケースと、前記選別工程により選別された銅線および絶縁物とを真空加熱装置内に収容し、所定の温度および圧力条件で所定時間以上真空加熱する真空加熱工程と、その真空加熱工程により真空加熱された前記ケース、銅線、および鉄心を有価物として回収する回収工程と、前記真空加熱工程により真空加熱された絶縁物を密封容器に保管する保管工程とを備えていることを特徴とする変圧器の処理方法。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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