特許
J-GLOBAL ID:200903041650137110

スローアウェイ式ドリルおよびドリル用チップ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-201270
公開番号(公開出願番号):特開平10-029108
出願日: 1996年07月11日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 スローアウェイ式ドリルおよびドリル用チップに関し、切れ刃強度の向上、切りくず処理性の向上、切削バランスの向上を図り、円滑な穴明け加工を実現できるようにすること。【解決手段】 略平行四辺形平板状のチップ7の長辺側と短辺側を組合わせて装着することにより、外周刃7Bおよび中心刃7Aとして兼用できるようにし、切りくず処理性優先の外周刃7Bには、ブレーカ10の幅を広幅にとることのできる短辺側を底刃として用いて切りくず処理性を向上させ、切れ刃強度優先の中心刃7Aには、ブレーカ10の幅の狭幅な切れ刃もしくはブレーカの付与されない切れ刃を用いる。
請求項(抜粋):
ドリル先端部に、底刃の中心部分を構成する中心刃7Aと、底刃の外周部分を構成する外周刃7Bを少なくとも1個装着したスローアウェイ式ドリルにおいて、前記中心刃7Aと前記外周刃7Bには、同形状同大のチップ7を用い、前記チップ7は略平行四辺形平板状のポジタイプのドリル用チップであって、短辺および長辺の各辺稜が辺稜部切れ刃7a、7cとされ、略平行四辺形平板の鋭角なる頂部には短辺および長辺よりV字状に折れてなるコーナ部切れ刃7b、7dとこの2つのコーナ部切れ刃7b、7dの交差部にコーナR刃11が形成されており、前記中心刃7Aはチップ7の長手方向端がドリルの径方向に配設され、長辺の辺稜部切れ刃7cとこの長辺の辺稜部切れ刃7cに隣接して内周側に位置する長辺のコーナ部切れ刃7dとが底刃とされ、かつ底刃とされた長辺のコーナ部切れ刃7dに隣接するコーナR刃11が工具本体1の軸線Oを越えてオーバセンタとなるように配置され、前記外周刃7Bは、チップの長手方向端がドリルの軸方向に配設され、短辺の辺稜部切れ刃7aとこの短辺の辺稜部切れ刃7aに隣接してその外周側に位置する短辺のコーナ部切れ刃7bとが底刃とされ、底刃とされた短辺のコーナ部切れ刃7bに隣接する長辺のコーナ部切れ刃7dは、バックテーパとしての役割を有するようドリル本体の軸線Oに対して傾斜して配置され、さらに、前記外周刃7Bと前記中心刃7Aとは、前記外周刃7Bの底刃とされる辺稜部切れ刃7aと前記中心刃7Aの底刃とされる辺稜部切れ刃7cとが前記ドリルの軸線Oを含む平面上の回転軌跡において互いに交差するよう配設されることを特徴とするスローアウェイ式ドリル。
引用特許:
審査官引用 (5件)
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