特許
J-GLOBAL ID:200903041871960740

車両用左右輪間トルク移動制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 有
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-257342
公開番号(公開出願番号):特開平7-108840
出願日: 1993年10月14日
公開日(公表日): 1995年04月25日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、車両の左右輪の差動を制限しながら左右輪間のトルク移動を積極的に制御する車両用左右輪間トルク移動制御装置に関し、左右輪が理想的な回転速度差で回転するような制御を実現できるようにすることを目的とする。【構成】 左右輪間でトルクの授受を行なうトルク移動機構と、該トルク移動機構を制御する制御手段42とをそなえ、該トルク移動機構が、左輪側部材,右輪側部材の回転速度を変速する第1,第2変速機構と、該左輪側部材と該第1変速機構との間,該右輪側部材と該第2変速機構との間に介装された第1及び第2トルク伝達機構とから構成され、該制御手段42が、該基準車輪速度差と、該第1トルク伝達機構の左右輪間の差動がなくなる第1境界回転速度差と、該第2トルク伝達機構の左右輪間の差動がなくなる第1境界回転速度差と、左右輪の実回転速度差との各大小関係に基づいて、2つのトルク伝達機構の作動モードを選択する基準回転速度差追従制御部80をそなえるように構成する。
請求項(抜粋):
車両における駆動輪又は被駆動輪である左輪回転軸と右輪回転軸との間で直接的に又は介在部材を介して間接的にトルクの授受を行なうトルク移動機構と、該左輪回転軸と該右輪回転軸とが所望のトルク配分状態になるようにトルク移動量を設定しこのトルク移動量に基づいて該トルク移動機構の状態を制御する制御手段とをそなえ、該トルク移動機構が、該左輪回転軸側と該右輪回転軸側との間に回転速度差を与えるために設けられて、該左輪回転軸側の部材の回転速度を一定の変速比で変速して出力する第1変速機構及び該右輪回転軸側の部材の回転速度を一定の変速比で変速して出力する第2変速機構と、該右輪回転軸側の部材と該第1変速機構の出力部側の部材との間に介装されて、係合時に該左輪回転軸及び該右輪回転軸の間でその差動に応じてトルクの伝達を行ないうる第1伝達容量可変制御式トルク伝達機構と、該左輪回転軸側の部材と該第2変速機構の出力部側の部材との間に介装されて、係合時に該左輪回転軸及び該右輪回転軸の間でその差動に応じてトルクの伝達を行ないうる第2伝達容量可変制御式トルク伝達機構と、から構成され、該制御手段が、該車両の定常旋回特性を調節するために、左輪と右輪との基準車輪速度差を設定して該左輪と該右輪との車輪速度差が基準車輪速度差に追従するように該トルク移動量を設定して、このトルク移動量に基づいて、上記の2つの伝達容量可変制御式トルク伝達機構の作動モードを選択して、該トルク移動量に基づいた制御量により、該トルク移動機構の状態を制御するための基準回転速度差追従制御部をそなえ、該基準回転速度差追従制御部が、ハンドル角と車体速度とから、該基準車輪速度差を設定する基準車輪速度差設定部と、該基準車輪速度差と、該第1伝達容量可変制御式トルク伝達機構で該左輪回転軸及び該右輪回転軸の間の差動がなくなりトルクの伝達が行われなくなる左右輪の第1境界回転速度差と、該第2伝達容量可変制御式トルク伝達機構で該左輪回転軸及び該右輪回転軸の間の差動がなくなりトルクの伝達が行われなくなる左右輪の第2境界回転速度差と、左右輪の実回転速度差と、の各大小関係に基づいて、該トルク移動量を設定するとともに、上記の2つの伝達容量可変制御式トルク伝達機構の作動モードを選択するトルク移動量設定部と、から構成されていることを特徴とする、車両用左右輪間トルク移動制御装置。
IPC (3件):
B60K 23/04 ,  F16H 48/20 ,  F16H 48/30
FI (2件):
B60K 17/20 ,  F16H 1/445
引用特許:
審査官引用 (4件)
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