特許
J-GLOBAL ID:200903043978749964

建設機械のキャブ支持装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-279756
公開番号(公開出願番号):特開平11-100865
出願日: 1997年09月27日
公開日(公表日): 1999年04月13日
要約:
【要約】【課題】 従来より油圧ショベルに搭載されるキャブは、複数箇所の緩衝支持体を介して上部旋回体の旋回フレームに片持状態に形成されたデッキ部に取付けられているので、前記デッキ部の各緩衝支持体配置位置部の車体中央部に対するバネ定数の値はそれぞれ相異なっている。そのために前記油圧ショベルの走行時,掘削時には前記キャブの各支持部分にアンバランスな振動が作用するとともに、キャブを歪形させるような変位が発生する。キャブの構造強度に悪影響を及ぼすので、具合が悪かった。本発明は、振動,衝撃等に対する構造メンテナンス性を向上できるキャブ支持装置を提供することを目的とする。【解決手段】 本発明では、建設機械の上部旋回体の下面部の旋回軸受を支点とした前記デッキ部の前記各配置位置のバネ定数をそれぞれ求め、前記各配置位置の構造体バネ定数と、前記各配置位置部に配置される前記各緩衝支持体の緩衝支持体バネ定数をそれぞれ加えた各値が、各々同等の値となるように設定した。
請求項(抜粋):
上部旋回体を構成する構造体と、前記構造体上に配置された複数の緩衝支持体と、前記複数の緩衝支持体を介して前記構造体上に搭載されたキャブとを有し、前記複数の緩衝支持体それぞれの配置位置において前記構造体自身が前記上部旋回体に設定された支点より片持ち状に支持されることにより有する構造体バネ定数と、前記複数の緩衝支持体それぞれの有する緩衝支持体バネ定数とのそれぞれ合計値を前記緩衝支持体それぞれの配置位置における前記キャブ緩衝用のバネ定数とし、前記複数の緩衝支持体の配置位置それぞれの前記キャブ緩衝用のバネ定数が予め定められた関係となるように、前記構造体バネ定数と前記緩衝支持体バネ定数の少なくとも一方のバネ定数を調整設定するようにしたことを特徴とする建設機械のキャブ支持装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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