特許
J-GLOBAL ID:200903044481942333

エジェクタサイクル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 洋二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-150785
公開番号(公開出願番号):特開2003-343932
出願日: 2002年05月24日
公開日(公表日): 2003年12月03日
要約:
【要約】【課題】 複数台の蒸発器それぞれに十分な量の冷媒を循環させる。【解決手段】 高圧側の冷媒圧力を臨界圧力以上とする。これにより、等エントロピ線の傾きが小さくなり、圧力の変化量に対するエンタルピの変化量が大きくなるとともに、臨界圧力以上では、気相冷媒と液相冷媒との区別がなく、液密度の略等しい密度を有する気相状態となるので、気相冷媒と液相冷媒とが明確に区別される臨界圧力未満の圧力から等エントロピ的に減圧膨脹させる場合に比べて、昇圧部での気相冷媒と液相冷媒(液滴)との密度差が小さくなる。したがって、エジェクタ40のポンプ効率及び巻き込み作用が大きくなるので、複数台の蒸発器31、32それぞれに十分な量の冷媒を循環させることができる。延いては、前席側及び後席側それぞれに蒸発器を設けるデュアルエアコンシステムにもエジェクタサイクルを適用することができる。
請求項(抜粋):
低温側の熱を高温側に移動させる蒸気圧縮式のエジェクタサイクルであって、圧縮機(10)にて圧縮された高圧の冷媒を放冷する放熱器(20)と、低圧の冷媒を蒸発させる複数台の蒸発器(31、32)と、高圧の冷媒をノズル(41)にて減圧膨脹させて高速の冷媒流を生成し、この冷媒流にて低圧側の冷媒を循環させるとともに、膨張エネルギーを圧力エネルギーに変換して前記圧縮機(10)の吸入圧を上昇させるエジェクタ(40)と、前記エジェクタ(40)から流出した冷媒を気相冷媒と液相冷媒とに分離して気相冷媒を前記圧縮機(10)の吸引側に供給し、液相冷媒を前記蒸発器(31、32)側に供給する気液分離手段(50)と有し、前記圧縮機(10)にて前記ノズル(41)に流入する高圧の冷媒を冷媒の臨界圧力以上まで昇圧することを特徴とするエジェクタサイクル。
IPC (5件):
F25B 1/00 389 ,  F25B 1/00 395 ,  F25B 1/00 ,  B60H 1/32 621 ,  F25B 5/02
FI (5件):
F25B 1/00 389 A ,  F25B 1/00 395 A ,  F25B 1/00 395 Z ,  B60H 1/32 621 C ,  F25B 5/02 Z
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • エジェクタサイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-205528   出願人:株式会社デンソー
  • 空気調和装置の冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平9-144196   出願人:株式会社東芝
  • 冷凍サイクル
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2000-047793   出願人:シャープ株式会社
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