特許
J-GLOBAL ID:200903045737928852

表面リアクタの操作方法およびこの方法を用いるリアクタ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 正林 真之
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-525473
公開番号(公開出願番号):特表2007-503993
出願日: 2004年09月04日
公開日(公表日): 2007年03月01日
要約:
【課題】新規な表面リアクタの操作方法およびこの方法を用いる新規なリアクタを提供すること。【解決手段】新規な表面リアクタの操作方法であって、こうしたリアクタ、特に回転ディスクリアクタの操作方法は、第1反応物がリアクタ表面(20)に供給され、リアクタ表面(20)と平行かつ近接して離隔配置された(1mm未満)保持表面(40)との間に形成された反応通路(42)中を半径方向外側に移動する薄膜(60)を形成する必要がある。通路厚さは正確に制御可能であり、表面(20、40)は互いに相対移動し、強大な剪断力が両者間の材料に加えられる。第2反応物は第2薄膜(65)として表面(20)に供給されるが、第2反応物は好ましくは垂直に第1膜(60)に入る時、両膜中の分子クラスタを解体するような速度の剪断力によって、呼応的に極めて狭隘な相互作用ライン(66)に沿って直ちにこれと合体されるので、それらの分子は強制的拡散によって、積極的かつ完全に相互作用することができる。回転ディスク(18)装置では、第1膜(60)は回転軸(14)に沿って供給され、後続の膜(65等)は、分子クラスタ分断に好適な剪断力がかかるように、軸(14)からそれぞれ距離を隔てて供給される。第1膜(60)以後の各膜(65等)は、第1膜(60)の全体と同時に合体する円形薄膜(65)を生成するそれぞれの細い環状ノズルを介して反応通路(42)に供給されることが好ましい。【選択図】図1
請求項(抜粋):
表面リアクタの操作方法であって、各方法は: リアクタ表面(20)を有するリアクタ本体を準備するステップと; 第1反応物が第1薄膜(60)の形でリアクタ表面に広がるように、反応物を第1入口位置(56)から表面に供給するステップと; 各反応物が反応表面の反応区域(42)で相互に作用することができるように、第2反応物を第2入口位置(64)からリアクタ表面(20)に供給するステップと; 相互作用反応物の生成物を出口位置(48)で収集するステップとを備え: 前記リアクタ本体は、リアクタ表面(20)に近接して離隔配置された保持表面(40)を具備し、両者間には第2入口位置(64)と出口位置(48)との間に反応区域を具備するとともに、リアクタ表面(20)に供給された反応物が互いに反応しつつ通過する反応通路(42)を形成し、リアクタ表面および保持表面(20、40)は反応通路(42)を通過する反応物に両者間で剪断力を加えるよう互いに可動であり; 第1反応物以後の各反応物は、前の薄膜(60)あるいは薄膜の組み合わせ(65等)に供給される薄膜(65等)の形でリアクタ表面(20)に供給され、反応通路(42)への入口で各薄膜は前の薄膜あるいは薄膜の組み合わせとの交点で直ちに連続的かつ均一な剪断力を受け、剪断速度は薄膜(60、65)中の分子クラスタを分断させ、それによって薄膜(60、65)の分子が互いに積極的に反応して結果としての生成物を形成することができるような速度であることを特徴とする表面リアクタの操作方法。
IPC (4件):
B01J 19/00 ,  C07B 35/06 ,  C07B 37/06 ,  C07B 61/00
FI (4件):
B01J19/00 321 ,  C07B35/06 ,  C07B37/06 ,  C07B61/00 C
Fターム (21件):
4G075AA13 ,  4G075AA39 ,  4G075BA10 ,  4G075BB05 ,  4G075BD13 ,  4G075BD15 ,  4G075BD26 ,  4G075CA02 ,  4G075CA03 ,  4G075DA02 ,  4G075EA02 ,  4G075EB01 ,  4G075EC01 ,  4G075ED01 ,  4G075ED08 ,  4G075EE13 ,  4H006AA05 ,  4H006AC13 ,  4H006AC26 ,  4H006BD81 ,  4H006BE32
引用特許:
審査官引用 (6件)
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