特許
J-GLOBAL ID:200903045802004493

動圧軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 後藤 隆英
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-358708
公開番号(公開出願番号):特開平10-196646
出願日: 1996年12月27日
公開日(公表日): 1998年07月31日
要約:
【要約】【課題】 潤滑油を軸受含油軸受機能及び動圧軸受機能の両機能を長期にわたって良好に両立させることを可能とする。【解決手段】 軸受部5,6における毛細管力を焼結含油軸受3の焼結孔よりも大きく設定することにより、軸受部5,6内の潤滑油を焼結含油軸受3内に入り込ませることなく良好に保持するとともに、軸受部5,6内の潤滑油が焼結多孔質材の焼結孔を通して軸受部5,6の外部に滲み出したとしても、その滲み出した潤滑油を、軸受部5,6に連なるように配置した油導入部10,11と軸受部5,6との毛細管力の大小関係に従って軸受部5,6移動させることによって、油導入部10,11を通して軸受部5,6に再び戻すように循環させ、軸受部5,6に対する潤滑油の補給を常時行わせるとともに、軸受装置のいずれかの部位に気泡が発生・膨張しても、その気泡を、毛細管力の小さい部位に移動させて、軸受部内に侵入させることなく軸受部5,6の外部側の油導入部10,11や油溜り部13の内部に保持させるように構成したもの。
請求項(抜粋):
軸に対して相対回転するように設けられた軸受が焼結多孔質材からなる含油軸受により構成されているとともに、当該焼結含油軸受及び軸における各軸受面どうしが所定の隙間をもって対面する軸受部内に潤滑油が充填され、上記焼結含油軸受及び軸の各軸受面の少なくとも一方側に形成された動圧発生用溝により上記潤滑油が加圧されることによって、含油軸受機能及び動圧軸受機能の両機能を備えるように構成された動圧軸受装置において、上記焼結含油軸受側の軸受面から軸受外方に連続して延びる傾斜面と、前記軸側の軸受面との間に形成された狭小隙間からなる油導入部が、当該油導入部における狭小隙間の毛細管力によって軸受部外の潤滑油を軸受部内に案内するように設けられているとともに、上記油導入部における軸受部近傍の毛細管力が、前記軸受部における毛細管力より小さく、かつ、焼結含油軸受の焼結孔における毛細管力の平均値よりも大きく設定されていることを特徴とする動圧軸受装置。
IPC (2件):
F16C 17/10 ,  F16C 33/10
FI (2件):
F16C 17/10 Z ,  F16C 33/10 A
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 電動機
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-126130   出願人:松下電器産業株式会社
  • 焼結含油軸受
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-090853   出願人:三菱マテリアル株式会社
  • 軸受装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-191868   出願人:株式会社三協精機製作所
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