特許
J-GLOBAL ID:200903045972437084

動きベクトル検出回路および動きベクトル検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-019987
公開番号(公開出願番号):特開平11-219436
出願日: 1998年01月30日
公開日(公表日): 1999年08月10日
要約:
【要約】【課題】 マクロブロックおよび参照画像における動きベクトル候補についての各画素の差分絶対値の累積加算時間の短縮化と、消費電力の低減とを図る。【解決手段】 動きベクトル候補に設定された探索範囲における候補を複数のグループに分けるグループ化手段と真の動きベクトルが含まれる蓋然性が高いグループから優先的に累積加算の順位を決定する順位決定手段よりなる動きベクトル候補グループ指定手段15と、原画像情報D1と参照画像情報D2を並列入力して指定手段15により決定された順位に従って両者の差分絶対値を累積加算する手段1と、累積加算手段1の出力を最小値情報とを比較して管理する回路4と、最小値情報管理回路4の最小値情報が検出された後の各累積加算回路の動作を停止させる個別停止回路11を備えた累積加算停止手段10と、累積加算手段1と累積加算停止手段10を制御する制御手段5とを備える。
請求項(抜粋):
動画像データにおけるフレーム又はフィールド内における所定範囲の画像であるマクロブロックに対して、適当な範囲のベクトルを動きベクトル候補として設定して、原画像と参照画像の動きベクトル候補に対応する画素の信号強度差を算出し、マクロブロック内の画素について算出された信号強度差を累積加算して累積加算結果を求め、設定された動きベクトル候補の中から極大値または極小値となる累積結果を与える動きベクトル候補を動きベクトルとして選択する動きベクトル検出回路において、前記動きベクトル候補に設定された探索範囲における動きベクトル候補を複数の動きベクトル候補グループに分けるグループ化手段と、真の動きベクトルが含まれている蓋然性の高い動きベクトル候補グループから低いものまでその順番を予測してこの予測した順番に従ってそれぞれの動きベクトル候補グループに対して動きベクトル検出のための累積加算の順位を決定する順位決定手段と、前記順位決定手段により決定された順位に従って複数の動きベクトル候補グループの前記動きベクトル候補に関する原画像データと参照画像データとを並列的に入力して複数の動きベクトル候補に関する累積加算を並列的に処理するパイプライン状に接続された複数の累積加算回路よりなる累積加算手段と、この累積加算手段の累積加算処理動作を各々の累積加算回路毎に個別に停止させる累積加算停止手段と、各々の累積加算回路に対して前記動きベクトル候補に関する原画像データと参照画像データとの供給を制御し、個別の累積加算回路の累積加算を停止させる個別の停止信号を前記累積加算停止手段から出力させてその累積加算回路の累積加算処理の停止を制御すると共に、前記順位決定手段により決定された検討の順位に従って、蓋然性の高いグループにおける動きベクトル候補の検討を前記累積加算手段に行なわせ、一連の検討動作の初期に最終的な動きベクトル候補となる蓋然性の高い動きベクトル候補の検討を済ませることにより前記検討動作の初期に前記累積加算停止手段に前記停止信号を出力させる制御手段と、を備えることを特徴とする動きベクトル検出回路。
IPC (2件):
G06T 7/20 ,  H04N 7/32
FI (2件):
G06F 15/70 410 ,  H04N 7/137 Z
引用特許:
審査官引用 (6件)
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