特許
J-GLOBAL ID:200903046627434990

応力測定方法、及びこれを用いた被測定物または被測定物を備える物の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 奥田 誠 ,  富澤 孝 ,  山中 郁生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-385433
公開番号(公開出願番号):特開2005-147837
出願日: 2003年11月14日
公開日(公表日): 2005年06月09日
要約:
【課題】 アルミナ結晶粒子を分散してなる第1複合材からなる第1部材と、アルミナセラミック材またはアルミナ結晶粒子を分散してなる第2複合材からなる第2部材とを含む被測定物の第1部材及び第2部材に生じている応力を測定する応力測定方法等を提供する。【解決手段】 試料10は、アルミナを多く含むアルミナ-ジルコニア複合材からなる層1,3と、ジルコニアを多く含むアルミナ-ジルコニア複合材からなる層2とが同時焼結された積層体である。レーザ光を照射したときにアルミナ結晶粒子中のCr3+イオンが発する蛍光のピークの波数値が応力によって変化することを利用し、層1,3あるいは層2と同じ組成の第1,第2基準試料SB1,SB2を用いて、応力値と蛍光ピークの波数値との関係を求めておく。さらに、この積層体内の各部位にレーザ光を照射し、得られた蛍光ピークの波数値から、各部位に生じた応力値を測定する。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
Cr3+イオンを含有するアルミナ結晶粒子をその組成物の1つとして分散してなる複合材からなる被測定物に生じている応力を測定する応力測定方法であって、 上記被測定物自身からなる基準試料または上記複合材と同じ組成を有する基準試料を用意する試料準備ステップと、 上記基準試料に応力を掛け、既知の応力が掛かっている部位に所定波長のレーザ光を照射して、上記基準試料に含まれる上記Cr3+イオンが発する蛍光のうち、絶対波数値14400cm-1付近に位置する蛍光ピークの絶対波数値を測定し、または所定絶対波数値に対する上記蛍光ピークの相対波数値を測定して、各応力値と上記蛍光ピークの絶対波数値または上記相対波数値との関係を求める関係測定ステップと、 上記被測定物に上記所定波長のレーザ光を照射して、上記複合材に含まれる上記Cr3+イオンが発する上記蛍光のピークの絶対波数値を測定しまたは上記蛍光ピークの相対波数値を測定する実測ステップと、 上記実測ステップで測定した上記蛍光ピークの絶対波数値または相対波数値から、上記関係測定ステップで求めた各応力値と蛍光ピークの絶対波数値または相対波数値との関係に基づいて、上記被測定物に生じている応力値を得る応力値取得ステップと、を含む 応力測定方法。
IPC (1件):
G01L1/00
FI (1件):
G01L1/00 B
引用特許:
審査官引用 (6件)
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引用文献:
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