特許
J-GLOBAL ID:200903047499913909

受信SIR測定方法,装置および送信電力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 谷 義一 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-162972
公開番号(公開出願番号):特開平10-013364
出願日: 1996年06月24日
公開日(公表日): 1998年01月16日
要約:
【要約】【課題】 従来のSIR測定技術では、受信希望波電力測定は内挿補間によって判定された受信データシンボルを用いて行われていたため、フェージングによって受信信号の包絡線が落ち込むところで受信データシンボルの実測値と内挿補間値との差が大きくなり、受信希望波電力の測定精度が劣化する可能性があった。【解決手段】 受信希望波電力(72)として、受信パイロット信号から推定した伝搬路伝達関数の平均電力か、受信データシンボルと前記伝達関数から推定した信号点での電力のいずれかを用い、受信干渉波電力(80)として、受信データシンボルから推定したフェージングと前記の伝達関数との誤差の電力か、受信データシンボルのスロット区間平均と前記フェージングとの誤差の電力か、受信データシンボルのパイロット区間平均と前記フェージングとの誤差の電力のいずれかを用い、受信希望波電力と受信干渉波電力との比をSIR(82)として出力する。
請求項(抜粋):
送信側によって既知のパイロット信号が所定の間隔で情報信号に挿入された信号を、受信側で同期検波する同期検波装置を用いて、ベースバンドの複素信号空間上において、内挿補間によって得られるフェージング・エンベロープの電力値を計算し、該電力値を所定のパイロット信号間隔の区間で平均し、該平均値を受信希望波電力とする受信希望波電力測定ステップと、複素信号空間上において、受信データシンボルと内挿補間によって得られるフェージング・エンベロープとの比を計算し、前記の比に前記フェージング・エンベロープの2乗を乗じ、前記乗算結果から信号点を判定し、該受信データシンボルと前記判定値を用いて干渉成分を含むフェージング・エンベロープを計算し、該計算値と前記内挿補間によるフェージング・エンベロープとの差分を計算し、該差分の2乗をパイロット信号間隔の区間で積算し、該積算値を複数のパイロット間隔の区間にわたって平均し、該平均値を受信干渉波電力とする受信干渉波電力測定ステップと、前記受信希望波電力と前記受信干渉波電力との比を計算する計算ステップとを備え、当該計算した比をSIR(希望信号対干渉信号電力比)とすることを特徴とする受信SIR測定方法。
IPC (4件):
H04B 17/00 ,  G01R 29/00 ,  G01R 29/08 ,  H04B 7/26
FI (5件):
H04B 17/00 F ,  H04B 17/00 G ,  G01R 29/00 G ,  G01R 29/08 B ,  H04B 7/26 K
引用特許:
出願人引用 (5件)
全件表示

前のページに戻る