特許
J-GLOBAL ID:200903051543579482

防振装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 中島 淳 ,  加藤 和詳 ,  西元 勝一 ,  福田 浩志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-311313
公開番号(公開出願番号):特開2007-120566
出願日: 2005年10月26日
公開日(公表日): 2007年05月17日
要約:
【課題】シリンダ室内に配置されたプランジャ部材を主液室内の液圧変化に応じて作動させ、主液室と副液室とを連通する制限通路を第1及び第2の制限通路の一方に切り換えると共に、第2の制限通路に対応する振動よりも高周波域の振動を効果的に吸収する。【解決手段】防振装置10では、シリンダ室60の外周側に主液室36及び副液室38にそれぞれ連通する連通路130及びメンブラン開口138が設けられ、この連通路130とメンブラン開口138との間にメンブラン部146が設けられている。これにより、防振装置10へこもり音等の高周波振動が入力すると、メンブラン部146が入力振動に同期して主液室36の内容積を拡縮するように弾性変形し、主液室36内の液圧上昇が抑制されるので、主液室36内の液圧上昇に起因する装置(ゴム弾性体26)の動ばね定数の上昇を抑えてゴム弾性体26の弾性変形により高周波振動を効果的に吸収できる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
振動発生部及び振動受け部の一方に連結される第1の取付部材と、 振動発生部及び振動受け部の他方に連結される第2の取付部材と、 前記第1の取付部材と前記第2の取付部材との間に配置された弾性体と、 前記弾性体を隔壁の一部として液体が封入され、該弾性体の弾性変形に伴って内容積が変化する主液室と、 液体が封入され内容積が拡縮可能とされた副液室と、 前記主液室と前記副液室とを互いに連通する第1の制限通路と、 前記主液室と前記副液室とを互いに連通し、前記第1の制限通路よりも液体の流通抵抗が小さい第2の制限通路と、 前記主液室と前記副液室との間に設けられ、液体が充填されたシリンダ室と、 前記シリンダ室内を、前記第2の制限通路の一部を構成すると共に前記副液室に連通したオリフィス空間と前記第2の制限通路から隔離された液圧空間とに区画し、前記オリフィス空間及び前記液圧空間の拡縮方向に沿って所定の開放位置と閉塞位置との間で移動可能とされたプランジャ部材と、 前記オリフィス空間内に面するように設けられ、前記第2の制限通路における該オリフィス空間と他の部分とを連通させるオリフィス開口と、 前記主液室と前記液圧空間との間に配置され、前記主液室内の液圧変化に伴って該主液室と前記液圧空間との間で一方向へのみ液体を流通させ得る逆止弁と、 前記プランジャ部材を、前記液圧空間を縮小する前記開放位置側へ付勢する付勢部材と、 前記主液室又は該主液室に連通する連通空間内に面して配置され、前記主液室内に封入された液体の液圧変化に従って前記主液室又は前記連通空間の内容積を拡縮するように弾性変形するメンブラン部材と、を有し、 前記プランジャ部材が、前記液圧空間内の液圧により前記付勢部材の付勢力に抗して前記前記閉塞位置に移動すると、前記オリフィス開口を閉塞させ、前記付勢部材の付勢力により前記開放位置へ復帰すると、前記オリフィス開口を開放することを特徴とする防振装置。
IPC (3件):
F16F 13/10 ,  F16F 13/18 ,  F16F 13/06
FI (3件):
F16F13/00 620D ,  F16F13/00 620R ,  F16F13/00 620S
Fターム (8件):
3D035CA05 ,  3J047AA03 ,  3J047AB01 ,  3J047CA02 ,  3J047CA10 ,  3J047CB03 ,  3J047DA01 ,  3J047FA02
引用特許:
出願人引用 (1件)
  • 防振装置
    公報種別:再公表公報   出願番号:JP2004003210   出願人:株式会社ブリヂストン
審査官引用 (6件)
  • 特開平4-357344
  • 特開平1-229131
  • 流体封入式防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願2001-334781   出願人:東海ゴム工業株式会社
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