特許
J-GLOBAL ID:200903053457079453

ネック加工性と耐圧強度に優れたDI缶用鋼板

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大関 和夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-193431
公開番号(公開出願番号):特開平8-060298
出願日: 1994年08月17日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】【目的】 本発明は、極低炭素鋼における特定量の圧延によるBH熱処理後の降伏強度と硬さを限定することにより、ネック小径化および鋼板の薄手化の際にも優れたネックイン加工性と耐圧強度を確保可能なDI缶用鋼板を提供する。【構成】 鋼中の化学成分(重量%)において、炭素量=0.0070%以下の極低炭素鋼であって、伸び率10%の追加圧延後に210°C5分のBH熱処理を施した時の降伏強度(YP)を39kg/mm2 以上、伸び率70%の追加圧延後にBH熱処理を施した時の硬さ(Hv)を195以下に調整したことを特徴とするDI缶用鋼板。また、上記成分の極低炭素鋼にB、Ti、V、Cr、Nb、Moの特定量を少なくとも1種含み、YP(10%BH)を39kg/mm2 以上、Hv(70%BH)を195以下に調整したことを特徴とするDI缶用鋼板。【効果】 本発明の鋼板はDI缶のネック小径化およびDI缶用鋼板の薄手化の際にも優れたネックイン加工性と耐圧強度の確保が可能である。
請求項(抜粋):
鋼中の化学成分が重量%にて、C:0.0070%以下、Si:0.05%以下、Mn:0.5%以下、P:0.03%以下、S:0.015%以下、Al:0.01%以上0.1%以下、N:0.01%以下を含有し、残部Feおよび不可避不純物からなる鋼であって、YP(10%BH)が39kg/mm2以上、Hv(70%BH)が195以下であることを特徴とするネック加工性と耐圧強度に優れたDI缶用鋼板。ただし、BHとは210°C×5分の熱処理の意味であり、さらにYP(10%BH)とは伸び率10%の追加圧延予歪後BH熱処理を行った後の降伏強度(YP)、またHv(70%BH)とは伸び率70%の追加圧延予歪後BH熱処理を行った後のビッカース硬度値(Hv、試験荷重:100g)である。
IPC (3件):
C22C 38/00 301 ,  B21D 22/20 ,  C22C 38/06
引用特許:
審査官引用 (14件)
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