特許
J-GLOBAL ID:200903054685409737

バルブタイミング調整装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-298589
公開番号(公開出願番号):特開平11-132013
出願日: 1997年10月30日
公開日(公表日): 1999年05月18日
要約:
【要約】【課題】 ハウジング部材とベーン部材との相対回動を拘束する拘束手段の損傷を防止し、応答性に優れるバルブタイミング調整装置を提供する。【解決手段】 ベーンロータ9が最遅角位置に保持された状態で、各ベーンに加わる進角側の力と遅角側の力とはフィードバック制御手段により釣り合うように制御されている。さらに、フィードバック制御手段により制御される進角側の油圧によりストッパ穴からストッパピストン7が抜け出している。したがって、ストッパ穴にストッパピストン7が嵌合したままベーンロータ9が最遅角位置から進角側に回転することを防止するので、ストッパピストン7およびストッパ穴が損傷することを防止する。ベーンロータ9が最遅角位置に保持された状態で各進角油圧室にはすでに油圧が加わっているので、油路を切り換えることなく各進角油圧室の油圧を上昇するだけでベーンロータ9が最遅角位置から進角側に速やかに回転する。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気弁および排気弁の少なくともいずれか一方を開閉する従動軸に駆動軸から駆動力を伝達する駆動力伝達系に設けられるバルブタイミング調整装置であって、前記駆動軸または前記従動軸のいずれか一方とともに回転するハウジング部材と、前記駆動軸または前記従動軸の他方とともに回転し、前記ハウジング部材内に形成された収容室に前記ハウジング部材に対して所定角度範囲に限って相対回動可能に収容されるベーン部材と、前記ハウジング部材と前記ベーン部材とにそれぞれ設けられる当接部および被当接部であって、前記ハウジング部材に対して前記ベーン部材が所定位置にあるときに互いに当接することにより前記ハウジング部材に対する前記ベーン部材の相対回動を拘束する当接部および被当接部、ならびに前記被当接部との当接方向へ前記当接部を付勢する付勢手段を有し、前記当接部の変位により前記当接部と前記被当接部との当接状態を解除可能に構成される拘束手段と、前記ハウジング部材に対する前記ベーン部材の現在位置をフィードバックし、前記ハウジング部材に対する前記ベーン部材の目標位置を流体圧力で制御するフィードバック制御手段とを備え、前記フィードバック制御手段から供給される作動流体の圧力により前記当接部と前記被当接部との当接状態が解除されることを特徴とするバルブタイミング調整装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
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