特許
J-GLOBAL ID:200903056063231313

塩化ビニル系重合体の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岩見谷 周志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-231270
公開番号(公開出願番号):特開2000-128902
出願日: 1999年08月18日
公開日(公表日): 2000年05月09日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 重合器内で塩化ビニル単量体などを繰り返し懸濁重合しても重合器内壁は勿論、重合器内壁に対面するバッフル面の界面付近での重合体スケールの付着を効果的に抑制でき、得られる製品重合体は成形してもフィッシュアイの発生が少ない製造方法。【解決手段】 重合器の内壁その他重合中に単量体が接触する部分に予め重合体スケール付着防止剤の塗膜が形成されており、濃度0.1mol/Lベンゼン溶液の状態で半減期が10時間となる温度が30〜55°Cである油溶性重合開始剤を使用し、塩化ビニル単量体又は単量体混合物、水媒体及び分散剤を仕込む段階、及び前記仕込まれた原材料混合物からなる液相内の、次式:H≦0.7H0(ここで、Hは重合開始剤を投入する位置の重合器の底からの高さを表し、H0は前記原材料混合物からなる液相部の液面の重合器の底からの高さを表す。)を満足する位置に前記重合開始剤を投入して重合を開始する段階を有する。
請求項(抜粋):
重合器内において水媒体中分散剤及び重合開始剤の存在下に塩化ビニル単量体又は塩化ビニルを含む単量体混合物を懸濁重合し、塩化ビニル系重合体を製造する方法であって、前記重合器の内壁その他重合中に単量体が接触する部分に予め重合体スケール付着防止剤の塗膜が形成されており、前記重合開始剤が、濃度0.1mol/Lベンゼン溶液の状態で半減期が10時間となる温度が30〜55°Cである油溶性重合開始剤であり、塩化ビニル単量体又は単量体混合物、水媒体及び分散剤などの原材料を仕込む段階、及び前記仕込まれた原材料混合物からなる液相内の、下記の式:H≦0.7H0(ここで、Hは重合開始剤を投入する位置の重合器の底からの高さを表し、H0は前記原材料の混合物からなる液相部の液面の重合器の底からの高さを表す。)を満足する位置に前記重合開始剤を投入して重合を開始する段階を有することを特徴とする塩化ビニル系重合体の製造方法。
IPC (3件):
C08F 2/00 ,  C08F 2/18 ,  C08F 14/06
FI (4件):
C08F 2/00 A ,  C08F 2/00 G ,  C08F 2/18 ,  C08F 14/06
引用特許:
審査官引用 (15件)
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