特許
J-GLOBAL ID:200903057719943257

潜像転写用電子写真感光体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池浦 敏明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-139919
公開番号(公開出願番号):特開平8-314168
出願日: 1995年05月15日
公開日(公表日): 1996年11月29日
要約:
【要約】【目的】 長期的に安定した画像濃度が得られる潜像転写用電子写真感光体を得る。【構成】 導電性基体上に設けられる単層の有機感光層が少なくとも電荷発生顔料、トリフェニリアミン化合物など特定の有機正孔輸送物質およびインデノン化合物など特定の有機アクセプタ性化合物が結着剤中に分散され、かつ前記有機正孔輸送物質と前記アクセプタ化合物の重量組成比が50/1〜5/1または2/1〜1/5の範囲にある潜像転写用電子写真感光体。
請求項(抜粋):
電子写真感光体上に静電潜像を形成した後に、該感光体の表面側に静電記記録体を接触させ、該感光体と該静電記録体の間に電圧を印加して該静電記録体に感光体に対応した静電潜像を転写し、しかる後に該静電記録体上の静電潜像を可視化する潜像転写方式の電子写真法に用いられる感光体において、導電性基体上に直接または下引き層を介して単層の有機感光層を設けてなり、該感光層は少なくとも電荷発生顔料、下記一般式(I)〜(VII)で表わされる有機正孔輸送物質のいずれか1種以上および下記一般式(VIII)、(XI)または(XIV)で表わされる有機アクセプタ性化合物が結着剤中に分散され、かつ、前記有機正孔輸送物質と前記有機アクセプタ性化合物の重量組成比が50/1〜5/1または2/1〜1/5の範囲にあることを特徴とする潜像転写用電子写真感光体。【化1】(式(I)中、Ar1、Ar2およびAr3は、無置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、チアアルコキシ基、アリールオキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは複素環基を表す。)【化2】(式(II)中、R1およびR2は、水素原子、アルキル基もしくはアリール基を表し、また、、R1とR2の間で環を形成してもよい。Ar1はアリーレン基もしくは複素環基をAr2およびAr3はアルキル基、アリール基もしくは複素環基を表す。)【化3】(式(III)中、Ar1、Ar2およびAr3は、無置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは複素環基を表す。)【化4】(式(IV)中、Ar1、Ar2、Ar5およびAr6は、無置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換されたアリール基を、Ar3およびAr4は、無置換の、または上記置換基で置換されたアリーレン基を表す。)【化5】(式(V)中、Ar1、Ar2、Ar3およびAr4は、無置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換されたアリール基を、Xはアルキレン基、硫黄、酸素もしくは(CH=CH)n(nは1以上の整数)を表す。)【化6】(式(VI)中、Ar1は、無置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは複素環基を、Ar2およびAr3はアルキル基、フェニル基もしくはナフチル基を表す。)【化7】(式(VII)中、Ar1、Ar2、Ar3およびAr4は、無置換の、またはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子もしくはアミノ基で置換されたアリール基もしくは複素環基を表す。また、nはOまたは1の整数を表す。)【化8】(式(VIII)中、R1、R2、R3およびR4は同一または異なる水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、シアノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基を表す。Xは=O、下式(IX)及び(X)で表される基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基を表す。=C(A1)(B1) ......(IX)=N-R5 ......(X)上式(IX)において、A1、B1は同一または異なる水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換の芳香族基および-COOR6よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基を表す。上式(X)において、R5置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、あるいはシアノ基を表す。前記R6は置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基を表す。【化9】上式(XI)中、(W)nは同一または異なる水素原子、ハロゲン原子、置換もしくは無置換のアルキル基、シアノ基、ニトロ基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基を表す。nは0〜4の整数を表す。Xは=O、下式(XII)および(XIII)で表される基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基を表す。=C(A2)(B2) ......(XII)=N-R8 ......(XIII)上式(XII)において、A2、B2は同一または異なる水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換の芳香族基および-COOR9よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基を表す。上式(XIII)において、R8は置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、あるいはシアノ基を表す。前記R9は置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基を表す。【化10】上式(XIV)中、Xは=O、下式(XV)および(XVI)で表される基よりなる群から選ばれた少なくとも1種の基を表す。=C(A3)(B3) ......(XV)=N-R10 ......(XVI)上式(XV)において、A3、B3は同一または異なる水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換もしくは無置換の芳香族基および-COOR11よりなる群から選択された少なくとも1種の基を表す。上式(XVI)において、R10置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基、あるいはシアノ基を表す。前記R11は置換もしくは無置換のアルキル基、置換もしくは無置換の芳香族基を表す。
IPC (3件):
G03G 5/06 312 ,  G03G 5/06 313 ,  G03G 5/05 104
FI (3件):
G03G 5/06 312 ,  G03G 5/06 313 ,  G03G 5/05 104 B
引用特許:
審査官引用 (22件)
  • 特開昭56-043665
  • 特開昭57-144576
  • 特開平4-062562
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