特許
J-GLOBAL ID:200903058881299104

カメラのファインダー装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 松岡 修平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-074496
公開番号(公開出願番号):特開平10-254028
出願日: 1997年03月11日
公開日(公表日): 1998年09月25日
要約:
【要約】【課題】 従来の二重像合致式ファインダーでは、画面の周辺部分にピントを合わせたい場合は、一度その被写体が視野中央に位置するようにカメラを振り、ピントを合わせた上で構図を元にもどすといった方法を採らなければならず、撮影作業が面倒であった。【解決手段】 所定の基線長をもって被写体を異なる角度から見込む実像式の第1、第2の対物光学系10,20と、各対物光学系から入射した光束を合成するハーフミラー30と、合成された光束を撮影者の眼に導く接眼光学系40を備えている。第2の対物光学系20は、光軸Ax1、Ax2間の角度を変更する回動ミラー22と、第2の対物光学系により取り込まれる像の範囲を変更する液晶素子23を備える。回動ミラー22の回動角度は、測距装置51からの被写体距離情報と二重像形成範囲の中心座標とに基づいて制御回路50内で演算により求め、当該被写体距離にある被写体に対して二重像が一致するように決定され、これによりミラー駆動モータ53が制御される。
請求項(抜粋):
所定の基線長をもって被写体を異なる角度から見込む実像式の第1、第2の対物光学系と、前記第1、第2の対物光学系から入射した光束を合成して視野内の一部に二重像を形成する光束合成素子と、前記光束合成素子により合成された光束を撮影者の眼に導く接眼光学系と、前記第1の対物光学系の光軸に対する前記第2の対物光学系の光軸の角度を変更することにより前記二重像の重なり具合を前記基線長方向に沿って変化させる光路偏向手段と、前記第2の対物光学系の光路中に配置され、前記第2の対物光学系により取り込まれる像の範囲を設定する二重像形成範囲設定素子と、前記二重像形成範囲設定素子を制御して視野内の任意の位置を選択して二重像形成範囲を設定する選択手段と、被写体までの距離に相当する情報を検出する被写体距離情報検出手段と、前記選択手段により設定された二重像形成範囲と前記被写体距離情報検出手段により検出された被写体までの距離に相当する情報とに基づいて該被写体距離にある被写体に対して前記第1、第2の対物光学系から入射した光束により形成される2つの被写体像が重なるよう前記光路偏向手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とするカメラのファインダー装置。
引用特許:
審査官引用 (14件)
  • カメラ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-186519   出願人:キヤノン株式会社
  • ファインダ装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-177483   出願人:オリンパス光学工業株式会社
  • ファインダー光学系
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-344476   出願人:旭光学工業株式会社
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