特許
J-GLOBAL ID:200903060922592789

大型船用二枚舵システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森本 義弘
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-116896
公開番号(公開出願番号):特開2003-026096
出願日: 2002年04月19日
公開日(公表日): 2003年01月29日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 従来の舵面積比による舵面積決定の思想によらずに推進プロペラ後流を有効に利用可能とする大型船用二枚舵システムを提供する。【解決手段】 一基の推進プロペラ3の後方に一対の高揚力舵1、2を配設し、各高揚力舵1、2が舵ブレード4、5の頂端部と底端部にそれぞれ頂端板6、7と底端板8、9を有し、各舵ブレード4、5の内舷側の面上で推進プロペラ3の軸心とほぼ同じ水準位置にほぼ前縁部から後方に向けて所定の翼弦長を有するフィン10、11を設けた高揚力二枚舵システムにおいて、各舵ブレード4、5の弦長を推進プロペラ直径の60〜45%にするように構成した。
請求項(抜粋):
一基の推進プロペラの後方に推進プロペラ軸心に対して対称の位置にほぼ平行に一対の高揚力舵を配設してなり、各高揚力舵が舵ブレードの頂端部と底端部にそれぞれ頂端板と底端板を有し、各舵ブレードが水平断面の輪郭が前方へ半円形状に突出させた前縁部と前縁部に連続して流線型に幅を最大幅部まで増大させた後に最小幅部に向けて徐々に幅を減少させた中間部と中間部に連続して所定幅の後方端に向けて徐々に幅を増大させた魚尾後縁部からなる形状を有し、各舵ブレードの内舷側の面上で推進プロペラの軸心とほぼ同じ水準位置にほぼ前縁部から後方に向けて所定の翼弦長を有するフィンを設け、推進プロペラ翼が上昇方向に回転する舷側に対向する一方の舵ブレードのフィンは流れの上向き方向の成分を有する推進プロペラ後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる迎え角をなす姿勢を有し、推進プロペラ翼が下降方向に回転する舷側に対向する他方の舵ブレードのフィンは流れの下向き方向の成分を有する推進プロペラ後流によって発生する前進方向推力と抗力の比が最大となる迎え角をなす姿勢を有する高揚力二枚舵システムにおいて、各舵ブレードの弦長を推進プロペラ直径の60〜45%にしたことを特徴とする大型船用二枚舵システム。
引用特許:
出願人引用 (6件)
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審査官引用 (8件)
  • 高揚力二枚舵装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平7-222433   出願人:日本操舵システム株式会社
  • 船舶における舵構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-278258   出願人:日立造船株式会社
  • 特許第2888779号
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