特許
J-GLOBAL ID:200903062789956066

自動変速機の回転クラッチ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-260747
公開番号(公開出願番号):特開平10-103381
出願日: 1996年10月01日
公開日(公表日): 1998年04月21日
要約:
【要約】【課題】 回転クラッチ装置を複数室の設定により締結容量可変式にすると共に、それにもかかわらず、遠心圧キャンセル室は1個のみでよい構成とする。【解決手段】 クラッチピストン43の作動圧室45を、小径の区画ピストン44で2室A,Bに区画し、ピストン43の反対側に同径の隔壁46を設けて遠心圧キャンセル室Cを画成する。1速〜3速で発生してロークラッチL/C を締結する作動圧PL/c を回路10aからは常時A室に供給し、回路10aから室Bには、3速および4速で発生する変速圧PH/c に応動する弁31で、1速および2速時に供給する。故にクラッチL/C は、トルク分担率の大きな1速および2速で締結容量を大きくされ、トルク分担率の小さな3速で締結容量を小さくされる。しかも、1室Cのみで2室A,Bの遠心圧をキャンセルすることができる。
請求項(抜粋):
それ自体が回転するクラッチ装置を含む複数の摩擦要素を選択的に流体圧で締結作動させることにより所定の変速段を選択可能で、前記クラッチ装置が要求トルク分担率の異なる複数の変速段で締結されるようにした自動変速機において、前記クラッチ装置の締結を司るクラッチピストンよりも小さな外径の区画ピストンをクラッチピストン室内に摺動自在に嵌合して、該区画ピストンの両側にそれぞれ、クラッチピストンに近い室と、クラッチピストンから遠い室とを画成し、前記区画ピストンから遠いクラッチピストンの側に、該クラッチピストンとほぼ同じ外径の隔壁を対設して、クラッチピストンとの間に遠心圧キャンセル室を画成し、前記クラッチピストン、区画ピストン、および隔壁の内径をほぼ等しくし、クラッチピストンに近い室、クラッチピストンから遠い室、および遠心圧キャンセル室に対する流体の供給をそれぞれ、各室の内周面から行うよう構成し、前記クラッチ装置の要求トルク分担率が大きい変速段ほど、前記クラッチピストンに近い室およびクラッチピストンから遠い室に対する前記流体圧の供給室数を増大させて、クラッチ締結容量を可変にしたことを特徴とする自動変速機の回転クラッチ装置。
IPC (2件):
F16D 25/063 ,  F16H 3/44
FI (2件):
F16D 25/063 G ,  F16H 3/44 Z
引用特許:
審査官引用 (4件)
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