特許
J-GLOBAL ID:200903064468622991

エアバッグドアの開放構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 喜幾
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-131703
公開番号(公開出願番号):特開2001-315607
出願日: 2000年04月28日
公開日(公表日): 2001年11月13日
要約:
【要約】【課題】 エアバッグの乗員室への適切な全面展開がなされるようにすると共にドアパネルの破損を防止する。【解決手段】 夫々の可動補強パネル31,31は、伸張可能な半円弧状の弛み部32aを備える連結部材32を介し、固定ブラケット26に外方への開放可能に取付けられる。前記弛み部32aの伸張時の長さは、ドアパネル部13,14が、エアバッグ21の乗員室への全面展開を阻止しない位置で、かつ基材11の表面に衝突しない位置まで開放変位することを許容する寸法に設定される。これによりドアパネル部13,14は、弛み部32aが完全に伸張した時点で開放変位が停止され、基材11との衝突による破損が回避される。
請求項(抜粋):
車両内装部材(10)の基材(11)に一体的に形成され、エアバッグ装置(20)の作動時に両側へ開放する2枚のドアパネル部(13,14)と、前記基材(11)の裏側に配設したブラケット(26)に弛み部(32a)を有する連結部材(32)を介して両開き可能に取付けられ、前記ドアパネル部(13,14)の裏側に対応的に固定された2枚の可動補強パネル(31,31)とからなり、前記エアバッグ装置(20)の作動により膨張を開始したエアバッグ(21)が前記可動補強パネル(31,31)を内側から押圧した際に、先ず前記連結部材(32)の弛み部(32a)が伸張変形することで前記ドアパネル部(13,14)の外縁ラインに沿って形成した開裂予定部(16)が破断して該ドアパネル部(13,14)を前記基材(11)から浮上させ、次いで前記ドアパネル部(13,14)の隣接し合う中央ラインに沿って形成した前記開裂予定部(15)が破断して該ドアパネル部(13,14)を乗員室(45)側へ開放変位させ、これにより前記エアバッグ(21)を該乗員室(45)へ全面展開させるようにしたエアバッグドア(12)において、前記夫々の連結部材(32)を、前記弛み部(32a)が直線的に伸張変形可能な半円弧状に形成すると共に、この弛み部(32a)の円弧両端部を前記ブラケット(26)の筒体部(28)の内壁面に近接位置させ、更に前記弛み部(32a)における伸張時の長さは、前記ドアパネル部(13,14)が、前記エアバッグ(21)の全面展開を阻止しない位置で、かつ前記基材(11)の表面に衝突しない位置まで開放変位するのを許容する寸法に設定し、前記エアバッグ(21)が前記可動補強パネル(31,31)を内側から押圧して夫々のドアパネル部(13,14)が開放する際に、前記連結部材(32)の弛み部(32a)が完全に伸張した時点で前記ドアパネル部(13,14)の開放変位が停止され、これにより夫々のドアパネル部(13,14)が前記基材(11)の表面に衝突するのを阻止するよう構成したことを特徴とするエアバッグドアの開放構造。
Fターム (6件):
3D054AA03 ,  3D054AA14 ,  3D054BB09 ,  3D054BB16 ,  3D054FF03 ,  3D054FF16
引用特許:
出願人引用 (3件)

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