特許
J-GLOBAL ID:200903065911896940

電気泳動用マイクロチップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 梶山 佶是 ,  山本 富士男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-091735
公開番号(公開出願番号):特開2005-274512
出願日: 2004年03月26日
公開日(公表日): 2005年10月06日
要約:
【課題】 サンプル量の無駄を抑えることができ、閉じた泳動用チャネルの端部にきれいにサンプルを移送することができ、サンプル必要量の調整が可能であり、サンプルとゲルときれいに合一させることができ、しかも、溶液の電気分解により発生したガスを除去することができる電気泳動用マイクロチップを提供する。【解決手段】 サンプル注入部と電気泳動部とからなり、前記サンプル注入部は、所定の容積を有する容積部を有し、該容積部にはサンプル導入用のポートと、正圧を印加するための加圧ポートと、引圧を印加するための第1の引圧ポートとが接続されており、 前記電気泳動部は、電気泳動用チャネルと、ゲル電解質導入用のポートと、引圧を印加するための第2の引圧ポートとを有し、 加圧ポートは逆止弁を介して容積部上流側に接続され、第1の引圧ポートは第1の空気抜き弁を介して容積部下流側に接続され、 第2の引圧ポートは第2の空気抜き弁を介して電気泳動用チャネルに接続され、 前記容積部と前記電気泳動用チャネルとは細管で連通されている電気泳動用マイクロチップ。【選択図】 図2
請求項(抜粋):
少なくとも微細流路構造が形成された少なくとも一枚のPDMS基板と、一対の電極が形成された対面基板とからなり、前記PDMS基板の微細流路構造形成面と前記対面電極の電極形成面とを貼り合わせた電気泳動用マイクロチップにおいて、 前記電気泳動用マイクロチップはサンプル注入部と電気泳動部とからなり、 前記サンプル注入部は、所定の容積を有する容積部を有し、該容積部にはサンプル導入用のポートと、正圧を印加するための加圧ポートと、引圧を印加するための第1の引圧ポートとが接続されており、 前記サンプル導入用ポートは途中に開閉弁が配設された第1の流路により前記容積部と連通されており、 前記加圧ポートは逆止弁を介して前記容積部と接続され、該逆止弁は所定の容積を有する圧力室と、該圧力室の内部に延びると共に前記容積部の上流側に連通する第2の流路と、該圧力室の周縁部に連通すると共に前記加圧ポートに連通する第3の流路とを有し、前記圧力室内の第2の流路の周囲が気体透過性の隔壁により仕切られており、 前記第1の引圧ポートは第1の空気抜き弁を介して前記容積部と接続され、該第1の空気抜き弁は所定の容積を有する圧力室と、該圧力室の内部に延びると共に前記容積部の下流側に連通する第4の流路と、該圧力室の周縁部に連通すると共に前記第1の引圧ポートに連通する第5の流路とを有し、前記圧力室内の第4の流路の周囲が気体透過性の隔壁により仕切られており、 前記電気泳動部は、電気泳動用チャネルと、ゲル電解質導入用のポートと、引圧を印加するための第2の引圧ポートとを有し、 前記ゲル電解質導入用ポートは途中に開閉弁が配設された第6の流路により前記電気泳動用チャネルの一方の端部と連通されており、 前記第2の引圧ポートは第2の空気抜き弁を介して前記電気泳動用チャネルと接続され、該第2の空気抜き弁は所定の容積を有する圧力室と、該圧力室の周縁部に連通すると共に前記第2の引圧ポートに連通する第7の流路とを有し、前記圧力室は前記電気泳動用チャネルの少なくとも一部を取り囲むように配置され、前記圧力室と前記電気泳動用チャネルとの間が気体透過性の隔壁により仕切られており、 前記一対の電極は前記電気泳動用チャネルと交差するように所定の間隔で配置され、 前記容積部と前記電気泳動用チャネルとは細管により連通されていることを特徴とする電気泳動用マイクロチップ。
IPC (2件):
G01N27/447 ,  G01N37/00
FI (4件):
G01N27/26 331H ,  G01N37/00 101 ,  G01N27/26 315K ,  G01N27/26 331E
Fターム (7件):
2G052AD06 ,  2G052AD46 ,  2G052BA11 ,  2G052CA02 ,  2G052CA04 ,  2G052CA35 ,  2G052GA22
引用特許:
出願人引用 (11件)
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審査官引用 (9件)
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