特許
J-GLOBAL ID:200903066665693836

成形性に優れたアルミニウム合金板およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 梶 良之 ,  須原 誠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-370484
公開番号(公開出願番号):特開2007-169740
出願日: 2005年12月22日
公開日(公表日): 2007年07月05日
要約:
【課題】板厚の増加や不純物元素の増加に伴っても、更に、熱延後で冷間圧延前の焼鈍を施こさない場合でも、プレス成形性や曲げ加工性を向上させた6000系アルミニウム合金板と、その製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】スクラップを溶解原料とし、熱延板を予め焼鈍を施こすことなく冷間圧延を行なって冷延板を製作することを前提とし、主要元素の他に、Bi、Sn、Ga、Co、Ni、Ca、Mo、Be、Pb、W の合計含有量が多い6000系アルミニウム合金板の、これらのその他元素の分を含めた分散粒子を制御することを含み、特定条件にてEPMAを用いて測定した分散粒子の平均個数密度やサイズ分布を特定範囲として制御し、板のプレス成形性や曲げ加工性を向上させる。【選択図】図1
請求項(抜粋):
質量% で、Si:0.5〜1.5%、Mg:0.2〜2.0%を含み、Fe:1.5% 以下、Mn:1.0% 以下、 Cr:0.5%以下、Zr:0.5% 以下、V:0.3%以下、Ti:0.2% 以下、Zn=1.5% 以下、Cu:1.0% 以下とし、更に、Bi、Sn、Ga、Co、Ni、Ca、Mo、Be、Pb、W の合計含有量が0.015%以上で、かつ0.5%以下とし、残部がAlおよび不純物からなるアルミニウム合金板であって、このアルミニウム合金板の、下記条件にて測定した、0.5 μm 以上のサイズの全分散粒子の平均個数密度が3000〜20000 個/mm2であり、これら測定された分散粒子のサイズX μm を横軸、個数密度Y 個/mm2を縦軸とした座標において、X が10μm 以下のサイズの分散粒子が、Y=Aexp(-BX) で表される分散粒子サイズ分布式において、A/B が1000〜40000 の範囲であり、B が0.5 〜2 の範囲であることを特徴とする、成形性に優れたアルミニウム合金板。 但し、上記分散粒子の各測定は、厚みt のアルミニウム合金板の表面から1/4 t 深さ部分の圧延方向に0.2mm2の面積を、任意の測定箇所10箇所について、電子線プローブマイクロアナライザにより走査して行ない、これらを平均化して行なう。
IPC (4件):
C22C 21/02 ,  C22C 21/06 ,  C22F 1/05 ,  B21B 3/00
FI (4件):
C22C21/02 ,  C22C21/06 ,  C22F1/05 ,  B21B3/00 J
引用特許:
出願人引用 (17件)
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審査官引用 (1件)

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