特許
J-GLOBAL ID:200903067210701802

車輪支持用転がり軸受ユニットの製造方法及び製造装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小山 武男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-220169
公開番号(公開出願番号):特開2003-028179
出願日: 2001年07月19日
公開日(公表日): 2003年01月29日
要約:
【要約】【課題】 押型26を使用した揺動鍛造により、ハブ本体8aの端部にかしめ部14を形成する際に、第二の外輪軌道6a及び第二の内輪軌道12aに圧痕が形成される事を防止する。【解決手段】 サーボモータ36により外輪1aを回転させて各玉32、32を、上記押型26の振れ回りの角速度と同じ角速度で公転させる。そして、これら押型26から上記ハブ本体8aに加わる荷重の作用方向を、常に円周方向に隣り合う玉32、32同士の中間部分に位置させる。これにより、1個の玉32だけが上記荷重を支承する事で当該玉32の転動面と上記第二の外輪軌道6a及び第二の内輪軌道12aとの当接部の面圧が過度に上昇する事を防止して、上記課題を解決する。
請求項(抜粋):
内周面に第一、第二の外輪軌道を有する外径側軌道輪部材と、外周面に第一、第二の内輪軌道を有する内径側軌道輪部材と、これら第一、第二の内輪軌道と上記第一、第二の外輪軌道との間にそれぞれ複数個ずつ転動自在に設けられた転動体とを備え、上記内径側軌道輪部材は、その中間部外周面に直接又は別の内輪を介して上記第一の内輪軌道を設けた軸部材と、その外周面に上記第二の内輪軌道を設けた内輪とから成り、この内輪は、上記軸部材の一端部に外嵌し、更にこの軸部材の一端部に設けた円筒部を直径方向外方に塑性変形させる事で形成したかしめ部によりその軸方向一端面を抑え付けられる事で、上記軸部材に対し支持固定されている車輪支持用転がり軸受ユニットを造る為、加圧部材により上記円筒部の円周方向の一部に、軸方向に関して他端側に、径方向に関して外方に、それぞれ向いた荷重を加えると共に、この荷重を加える部分を上記円筒部の円周方向に関して連続的に変化させる事によりこの円筒部を徐々に塑性変形させて上記かしめ部とする車輪支持用転がり軸受ユニットの製造方法に於いて、上記加圧部材が上記円筒部を押圧する事に基づく荷重を、上記第二の内輪軌道の周囲に配置された複数個の転動体のうちの単一の転動体が強く支承する事を防止する為、上記荷重の作用方向が単一の転動体にだけ向かない様に、上記円周方向に関する上記加圧部材の位相と上記複数個の転動体の位相とを規制した状態で、これら各転動体の公転角速度と、上記加圧部材と上記円筒部との相対変位の角速度とを一致させるべく、上記外径側軌道部材を一方向に回転させつつこの加圧部材により上記円筒部を押圧して上記かしめ部の加工を行なう事を特徴とする車輪支持用転がり軸受ユニットの製造方法。
IPC (3件):
F16C 35/063 ,  B60B 35/18 ,  F16C 19/38
FI (3件):
F16C 35/063 ,  B60B 35/18 A ,  F16C 19/38
Fターム (12件):
3J017AA02 ,  3J017DA01 ,  3J017DB08 ,  3J101AA13 ,  3J101AA25 ,  3J101AA43 ,  3J101AA54 ,  3J101AA62 ,  3J101AA72 ,  3J101DA09 ,  3J101FA44 ,  3J101GA03
引用特許:
出願人引用 (5件)
全件表示
審査官引用 (4件)
全件表示

前のページに戻る