特許
J-GLOBAL ID:200903067359803845

撮影画像による変位計測時の補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (4件): 板垣 孝夫 ,  森本 義弘 ,  笹原 敏司 ,  原田 洋平
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-060386
公開番号(公開出願番号):特開2007-240218
出願日: 2006年03月07日
公開日(公表日): 2007年09月20日
要約:
【課題】カメラ装置が動いた場合でも、その移動による誤差分を求めて差し引くことにより、精度の良い計測を行い得る撮影画像による変位計測時の補正方法を提供する。【解決手段】橋桁1の基礎2A,2Bの基準領域Sl,Srでの1回目の撮影画像と2回目の撮影画像とにおける同一点の位置関係を表わす同次座標変換行列を有する第1座標変換式および2枚の撮影画像上での位置関係をカメラの撮影画像(焦点位置)上での位置関係に変換する第2座標変換式を求めておき、この第2座標変換式における未知係数を、基準領域における少なくとも未知係数の個数に等しい座標位置データを用いて第2座標変換式を決定し、そしてこの第2座標変換式を用いて基準領域での変形量を誤差分として求め、この誤差分を橋桁1での計測変形量から差し引く方法である。【選択図】図5
請求項(抜粋):
被計測物体をカメラ装置にて少なくとも2回撮影して得られる2枚の撮影画像に基づき、被計測物体における変位量を計測する際に、1回目のカメラ装置の撮影位置に対する2回目の撮影位置の移動に起因して、2枚目の撮影画像上に現れる誤差分を補正する方法であって、 撮影領域内に変位が生じない基準領域を想定するとともに、この基準領域の或る点について、1回目の撮影位置での第1カメラ座標系(x-y-z)による第1撮影画像上での座標位置と、2回目の撮影位置での第2カメラ座標系(X-Y-Z)による第2撮影画像上での座標位置との関係を示す同次座標変換行列を有する第1座標変換式を求め、 この第1座標変換式を変形することにより、第1カメラ座標系における第1カメラ装置のレンズ位置(原点)から、撮影方向(z軸)にて所定距離(z′)だけ離れた被計測物体のカメラ装置の焦点距離(f)における第1撮影画像平面上での(fx/z′,fy/z′)座標位置と、同被計測物体の第2カメラ座標系における第2撮影画像平面上での(fX/Z,fY/Z)座標位置との関係を表わす未知係数を含む第2座標変換式を求め、 この第2座標変換式に、上記基準領域における上記未知係数の個数に等しい複数の点に対して第1および第2撮影画像平面上で求められた座標位置を代入して、当該第2座標変換式の未知係数を決定し、 この未知係数が決定された第2座標変換式に基づき、基準領域での或る点について両撮影画像平面上での座標位置の差をカメラ装置の移動による誤差分として求めるとともに、当該誤差分を2枚の撮影画像から求められた計測変位量から差し引くことを特徴とする撮影画像による変位計測時の補正方法。
IPC (3件):
G01B 11/16 ,  G01C 11/06 ,  G01B 11/00
FI (3件):
G01B11/16 H ,  G01C11/06 ,  G01B11/00 H
Fターム (8件):
2F065AA09 ,  2F065AA65 ,  2F065CC00 ,  2F065FF04 ,  2F065JJ03 ,  2F065JJ26 ,  2F065QQ17 ,  2F065QQ31
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (2件)
引用文献:
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