特許
J-GLOBAL ID:200903068509818893
耐水素誘起割れ性および延性破壊特性に優れた引張強さ760MPa級以上の高強度鋼板の製造方法およびその鋼板を用いた高強度鋼管の製造方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (6件):
青木 篤
, 石田 敬
, 古賀 哲次
, 亀松 宏
, 永坂 友康
, 西山 雅也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-342444
公開番号(公開出願番号):特開2007-146230
出願日: 2005年11月28日
公開日(公表日): 2007年06月14日
要約:
【課題】耐水素誘起割れ性および延性破壊特性に優れた引張強さ760MPa級以上の高強度鋼板の製造方法およびその鋼板を用いた高強度鋼管の製造方法を提供する。【解決手段】所定成分鋼を溶製する際、後工程の熱間圧延の設定開始温度をT1(°C)、設定仕上温度をT3(°C)、圧延後の設定制御冷却停止温度をT4(°C)とするとき、溶鋼中水素量を、{0.65+(0.0007T4-0.03)}×1.5×exp[-1411{1/(T1+273)-1/(T3+273)}]ppm以下に制限しながら成分調整し、鋳造後、1000〜1250°CのT1(°C)で熱間圧延を開始し、600〜900°CのT3(°C)で熱間圧延を終了し、その後の冷却の際、T4(°C)をT3(°C)未満50°C以上として、T4(°C)まで鋼板中心部の平均冷却速度で0.5〜20°C/sの制御冷却をし、T4(°C)から室温まで放冷することを特徴とする、鋼板の水素量が0.65ppm以下である本発明鋼板の製造方法。また、該鋼板を用いることを特徴とする、本発明鋼管の製造方法。【選択図】図1
請求項(抜粋):
質量%で、
C :0.01〜0.5%、
Si:0.01〜3.0%、
Mn:0.1〜5.0%、
P :0.03%以下、
S :0.03%以下
を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなる鋼を溶製するに際し、後工程の熱間圧延の設定開始温度をT1(°C)、設定仕上温度をT3(°C)、熱間圧延後の設定制御冷却停止温度をT4(°C)とするとき、不純物としての水素を、溶鋼中で、
H :{0.65+(0.0007T4-0.03)}×1.5×exp[-1411{1/(T1+273)-1/(T3+273)}]ppm以下
に制限しながら成分調整し、該溶鋼を鋳造し、さらに、1000〜1250°CのT1(°C)で熱間圧延を開始し、600〜900°CのT3(°C)で熱間圧延を終了し、その後の冷却に際し、制御冷却停止温度T4(°C)を圧延終了温度未満50°C以上として、該制御冷却停止温度T4(°C)まで鋼板中心部の平均冷却速度で0.5〜20°C/sとなる冷却速度で制御冷却し、該制御冷却停止温度T4(°C)から室温まで放冷することを特徴とする、鋼板の水素量が0.65ppm以下である耐水素誘起割れ性および延性破壊特性に優れた引張強さ760MPa級以上の高強度鋼板の製造方法。
IPC (7件):
C21D 8/02
, C22C 38/00
, C22C 38/04
, C22C 38/58
, B23K 35/30
, B21B 1/26
, B21C 37/08
FI (9件):
C21D8/02 C
, C22C38/00 301F
, C22C38/04
, C22C38/58
, B23K35/30 320F
, C22C38/00 301Z
, B21B1/26 D
, B21C37/08 E
, B21C37/08 F
Fターム (42件):
4E002AA07
, 4E002AD01
, 4E002BC07
, 4E002BD07
, 4E002BD08
, 4E002CB01
, 4E028CB04
, 4E028CB06
, 4K032AA01
, 4K032AA02
, 4K032AA04
, 4K032AA05
, 4K032AA08
, 4K032AA11
, 4K032AA14
, 4K032AA16
, 4K032AA17
, 4K032AA19
, 4K032AA21
, 4K032AA22
, 4K032AA23
, 4K032AA24
, 4K032AA27
, 4K032AA29
, 4K032AA31
, 4K032AA32
, 4K032AA33
, 4K032AA35
, 4K032AA36
, 4K032AA39
, 4K032AA40
, 4K032BA01
, 4K032BA03
, 4K032CA02
, 4K032CA03
, 4K032CC02
, 4K032CC03
, 4K032CC04
, 4K032CD01
, 4K032CD02
, 4K032CD03
, 4K032CF03
引用特許:
出願人引用 (3件)
審査官引用 (5件)
全件表示
前のページに戻る