特許
J-GLOBAL ID:200903068851362028

車両用の暖房システムとそれに使用し得る渦流式ポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-142035
公開番号(公開出願番号):特開2000-329086
出願日: 1999年05月21日
公開日(公表日): 2000年11月28日
要約:
【要約】【課題】 自動車の補助暖房のために動力を加えて流体による摩擦熱を発生させるポンプにおいて、粘度が低いエンジンの冷却水を摩擦流体として使用できると共に、十分な発熱量を得て、ポンプの吐出側に絞り部を設ける必要をなくす。【解決手段】 本発明による渦流式ポンプ30は、ハウジング2に形成された円環状の流体通路4の一端が低圧部11として流体入口8が接続されるが、他端の高圧部13は閉塞されたままとなっており、流体出口9は流体通路4の途中の中間圧部12に接続される。高圧部13にある高圧の冷却水は仕切り部10の隙間から低圧部へ漏れ出て、流体摩擦による熱は冷却水に蓄積されるため、絞り部を設けなくても十分な発熱量が得られる。それとは無関係に、中間圧部12の位置を選定することにより、任意の高さの吐出圧力と吐出量が得られる。絞り部を設けないので、絞り部が異物によって閉塞する恐れがなくなる。
請求項(抜粋):
回転駆動のためにハウジングに軸承されたシャフトと、前記シャフトに取り付けられて前記ハウジング内において回転し得るように支持された円板形のインペラと、前記ハウジングに設けられた流体入口と、同じく前記ハウジングに設けられた少なくとも1個の流体出口とを備えている渦流式ポンプにおいて、前記インペラの少なくとも片面には全体として円環状に並ぶ多数の放射状の窪みが形成されており、前記インペラの多数の放射状の窪みに対応して前記ハウジングの内壁面には円環状の溝としての流体流路が形成されていると共に、前記流体流路の一部が前記ハウジングに形成された高低圧仕切部によって遮断されることにより前記流体流路が不連続な円環となっており、前記高低圧仕切部の一側の前記流体流路の端部が低圧部となって前記流体入口に接続しているのに対して、前記高低圧仕切部の他側の前記流体流路の端部は閉じられたままの高圧部となっていて、前記流体出口が前記流体流路の前記低圧部と前記高圧部との中間に位置する中間圧部に接続していることを特徴とする渦流式ポンプ。
IPC (3件):
F04D 5/00 ,  B60H 1/03 ,  F04D 29/58
FI (4件):
F04D 5/00 N ,  F04D 5/00 B ,  B60H 1/03 Z ,  F04D 29/58 G
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 渦流ポンプ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-244994   出願人:株式会社荏原製作所
  • ポンプ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-196116   出願人:ルーカスインダストリーズピーエルシー
  • 特開平2-246823
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