特許
J-GLOBAL ID:200903069121532706
用水路の除塵装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
,
代理人 (1件):
土橋 博司
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-009965
公開番号(公開出願番号):特開2005-200986
出願日: 2004年01月19日
公開日(公表日): 2005年07月28日
要約:
【課題】用水路に設備したスクリーンが捕捉した塵芥を水中から引上げる除塵装置と、その維持と修繕とを安価とする。また水中から引上げた塵芥の処理のコストを下げる。【解決手段】用水路の途中に設けた水路底を低くした部分1の中間に深さの半分ほどの下り壁9を設け、下り壁9の下流側では該部分1全体に普通の水路底の高さに水平のスクリーン11を設けることで、浮いて流下する塵芥は下り壁9前面に滞留させ、水に混じって流下する塵芥は水平スクリーン11の下面で捕捉させ、これらの塵芥を該部分1を敷高とする排水ゲート13を開くことで用水路外に放出するよう構成するに当り、用水路の幅を限られた長さの導水路で分割し、その上流端と下流端に分割した水路幅の制水ゲート5,7を設備して、分割した用水路を通水と除塵に区分使用することで、下流の水位低下等の影響を軽減する。【選択図】図2
請求項(抜粋):
用水路の途中の適当な長さの部分を選んで水路の底を低くした部分を設け、その上流と下流の若干の長さの普通の高さの水路底を有する部分をも含む区間を定めて、水路幅を2分割する1連の導流壁を設置する。
この導流壁の上流端に各分割された用水路を開閉する2門の制水ゲートを設け、同時に、下流端にも各分割された用水路を開閉する2門の制水ゲートを設ける。
さらに水路底を低くした用水路の中間において分割した各水路の水路側壁と導流壁の天端から普通の水路底の高さに至る下り壁を設けると同時に、下り壁より下流側の水路の底を低くした部分の全体において、普通の水路底の高さに水平のスクリーンを設ける。
加えて、各分割した水路において、下り壁の上流側の用水路の側壁に設けた敷高を低くした水路底とした排水口を開閉する排水ゲートを各1門設置する。
このようにすれば、用水路を流下する水は、水路の底を低くした部分に至ると、下り壁によって下方に押し下げられ下り壁の下流に至ると、普通の水路底の高さに設けた水平のスクリーンを通過して浮上して以下の下流側の普通の断面の用水路に流下する。
したがって、流下する水の水面に浮いて流れてきた塵芥は下り壁の上流面に滞留し、流下する水に混じって流れてきた塵芥は水平スクリーンの下面に捕捉される。
今、2分割された用水路の一方においては上流ならびに下流の制水ゲート全開、排水ゲート全閉とした状態で、2分割された用水路の他方において、上流ならびに下流の制水ゲートを全閉とした後に排水ゲートを開けば、上流の制水ゲートと下流の制水ゲートに囲まれた、その用水路の2分割された部分に捕捉された水が、下り壁の前面に滞留した浮いた塵芥ならびに水平のスクリーンの下面に捕捉された塵芥と一緒に排水ゲートから用水路の外に放出される。放出が終ったら直ちに排水ゲートを閉じ、次に上下流の制水ゲートを開けば最初の状態に戻る。
この時、2分割された用水路の一方においては、上流と下流の制水ゲートを全開とし排水ゲートを全閉としてあるから、この部分を流下する水により、用水路を下流に流れる水が途切れることがない。また上流の制水ゲートに堰き止められた流水が溢れることもない。
このように、水路幅を2分割した水路の一方と他方を除塵と通水に交互に使用して、流水に混入した塵芥を用水路の外に排出するようにしたことを特徴とする用水路の除塵装置。
IPC (3件):
E02B5/08
, E02B7/26
, E02B7/44
FI (3件):
E02B5/08 101Z
, E02B7/26 Z
, E02B7/44
Fターム (2件):
引用特許:
出願人引用 (1件)
審査官引用 (5件)
-
特開平4-371606
-
自動排砂装置
公報種別:公開公報
出願番号:特願平5-339069
出願人:株式会社ヤマウラ
-
管渠用フラップゲート
公報種別:公開公報
出願番号:特願2000-322361
出願人:大同機工株式会社
-
オートゲート
公報種別:公開公報
出願番号:特願平11-174445
出願人:株式会社旭鉄工所
-
特開昭62-242003
全件表示
前のページに戻る