特許
J-GLOBAL ID:200903069343734110
ミスマッチ検出分子及びそれを用いたミスマッチの検出方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐伯 憲生
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2003-115609
公開番号(公開出願番号):特開2004-325074
出願日: 2003年04月21日
公開日(公表日): 2004年11月18日
要約:
【課題】本発明は、ハイブリダイゼーションにより、特定の塩基に対する塩基対のミスマッチをより簡便でしかも高感度で検出しうる方法、とりわけ、A-Aミスマッチを簡便でしかも高感度で検出しうる方法を提供するものである。【解決手段】本発明は、次の一般式(II)、【化1】(式中、R1は、水素原子又はアルキル基などであって、当該アルキル基中の炭素原子は酸素原子又は窒素原子で置換されてもよい、R2、R3はそれぞれ独立して2価のアルキル基であって、当該アルキル基中の炭素原子は酸素原子、窒素原子又はカルボニル基で置換されてもよい。)で表される化合物からなるミスマッチの塩基対、特にAAミスマッチを検出、同定するための試薬、及びそれを用いたミスマッチ塩基対の検出、同定方法に関する。【選択図】 なし
請求項(抜粋):
検体となる1本鎖のDNA又はRNAと、それに対応する正常な塩基配列を有するDNA又はRNAとをハイブリダイズさせ、次いで当該ハイブリダイズしたDNA又はRNAにおける正常な塩基対を形成することができない塩基の対を、次の一般式(I)、
A-L-X (I)
(式中、Aは正常な塩基対を形成することができない塩基の対の片方の塩基と対を形成し得る化学構造部分、Xは前記Aの構造部分と対を形成する塩基と正常な塩基対を形成すべき塩基とは異なる塩基と対を形成し得る化学構造部分、Lは化学構造部分A及びXを結合するリンカー構造を示す。)
で表される塩基対のミスマッチ認識分子であって、特定の塩基と対を形成し得る化学構造部分A及び前記Aの構造部分と対を形成する塩基と正常な塩基対を形成すべき塩基とは異なる塩基と対を形成し得る化学構造部分X、並びに当該化学構造部分A及びXを結合するリンカー部分Lを有することを特徴とする化合物を用いて、当該正常な塩基対を形成することができない塩基の対に擬似的に塩基対を形成させ、当該擬似的な塩基対の状態を測定することからなる正常な塩基対を形成することができない塩基の対を検出、同定することからなるDNA又はRNAにおける塩基配列の異常を検出する方法。
IPC (4件):
G01N33/53
, C07D519/00
, C12Q1/68
, G01N33/566
FI (5件):
G01N33/53 M
, C07D519/00 311
, C12Q1/68 A
, G01N33/566
, C12N15/00 A
Fターム (9件):
4B024AA11
, 4B024CA01
, 4B024HA14
, 4B063QA18
, 4B063QQ42
, 4B063QR55
, 4B063QR90
, 4B063QS34
, 4C072MM02
引用特許: