特許
J-GLOBAL ID:200903069778742034

振動抑制装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-116546
公開番号(公開出願番号):特開平9-301164
出願日: 1996年05月10日
公開日(公表日): 1997年11月25日
要約:
【要約】【課題】 左右動ダンパを制御して、走行線区、天候などの条件に左右されることなく適切に振動を抑制して車両の乗り心地を向上させる。【解決手段】 振動抑制装置は、その制御ゲインKAが大きいほど、ダンパに対し、高いダンパ定数を呈するよう、指令を発生する。そしてゲイン調整処理では、S100にて、ダンパ定数がP4になるまで待機し、P4になるとS110に進んで時間PT4を積算する。続いてS120では時間PT4が0.2secより長いか否かを判定し、長ければ制御ゲインKAを 0.9倍する(S130)。続くS140ではダンパ定数がP4か否かを判定し、P4でなければS150に進み、時間PT4をリセットしS100に戻る。一方、P4のままであれば、S110に戻り、時間PT4を更に積算する。このようにして算出されるP4の継続時間PT4が、0.2sec以下に保たれるので、ダンパ定数がきめ細かく設定され、適切に振動を抑制できる。
請求項(抜粋):
車輪を軸支する台車と、該台車に支持される車体と、シリンダ内にピストンを摺動可能に配置し且つ該ピストン及び該シリンダの内の一方を上記台車に、他方を上記車体に支持され、該ピストンによって上記シリンダ内を分割してなる2室に充満された流体を上記2室を連通する流路を介してやりとりすることにより上記車体の上記台車に対する左右振動を減衰させる左右動ダンパとを有する車両に用いられ、上記2室を連通する上記流路の流路抵抗を変化させることにより上記左右動ダンパのダンパ定数を変化させるダンパ定数変更手段と、上記左右動ダンパのシリンダに対するピストンの速度を検出する速度検出手段と、上記車体の左右方向の加速度を検出する加速度検出手段と、上記車体の左右方向の挙動に基づき、制御ゲインを設定するゲイン設定手段と、該ゲイン設定手段により設定された制御ゲインが大きいほど、また上記加速度検出手段により検出された左右方向の加速度が大きいほど、大きな減衰力を上記左右動ダンパに発生させる制御信号を出力する制御手段と、少なくとも上記制御手段の出力した制御信号、及び上記速度検出手段の検出結果に基づいて、上記左右動ダンパの発生すべきダンパ定数を求め、該ダンパ定数に基づいて上記ダンパ定数変更手段に対して指令信号を発生するダンパ定数設定手段と、を備えたことを特徴とする振動抑制装置。
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (5件)
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