特許
J-GLOBAL ID:200903070731261460

核燃料棒の被覆表面の酸化物材料からなる層の厚さを求める方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 矢野 敏雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-282680
公開番号(公開出願番号):特開2001-133208
出願日: 2000年09月18日
公開日(公表日): 2001年05月18日
要約:
【要約】【課題】 核燃料棒被覆表面に形成された、強磁性材料からなるクラッド層および酸化物層の厚さを精確に測定する方法を提供すること。【解決手段】 うず電流センサのプローブを、強磁性材料を含むクラッド層の表面に配置し、ここでこのプローブはコイルを有しており、プローブのコイルを、強磁性材料を含むクラッド層だけを貫通する第1周波数の交流と、強磁性材料を含むクラッド層、酸化物材料の層、および燃料棒被覆を貫通する第2周波数の交流とによって励磁し、第1および第2複素インピーダンスを測定し、第1複素インピーダンスの位相を回転して、第1複素インピーダンスの極性が第2複素インピーダンスと180°をなすようにし、第2複素インピーダンスと、位相を回転した第1複素インピーダンスとを加算して、酸化物材料からなる層の厚さを表す合成複素インピーダンスを形成する。
請求項(抜粋):
核燃料棒の被覆表面の酸化物材料からなる層が、当該層の上に強磁性材料を含むクラッド層を有しており、前記酸化物材料の層の厚さが未知の場合に当該層の厚さを求める形式の、核燃料棒の被覆表面の酸化物材料からなる層の厚さを求める方法において、うず電流センサのプローブを、強磁性材料を含むクラッド層の表面に配置し、ここで前記プローブはコイルを有しており、該コイルは第1周波数の交流によって励磁され、ここで該第1周波数の交流は、当該第1周波数の交流が強磁性材料を含むクラッド層だけを貫通し、かつ前記プローブの第1複素インピーダンスを形成するように選択されており、ここで該第1複素インピーダンスは、強磁性材料を含むクラッド層の透磁率変化と、厚さ変化と、導電率変化とを表しており、さらに前記コイルは第2周波数の交流によって励磁され、ここで該第2周波数は、強磁性材料を含むクラッド層と、酸化物材料の層と、核燃料棒被覆とを貫通し、かつ前記プローブの第2複素インピーダンスを形成するように選択されており、ここで該第2複素インピーダンスは、実質的に酸化物材料からなる層によって形成された、強磁性材料を含むクラッド層の透磁率変化と、厚さ変化と、導電率変化と、リフトオフの測定した変化とを表しており、前記プローブを前記第1周波数の交流によって励磁し、前記プローブを前記第2周波数の交流によって励磁し、前記の第1複素インピーダンスと第2複素インピーダンスとを測定し、第1複素インピーダンスの位相を回転し、これによって第1複素インピーダンスの極性が第2複素インピーダンスと180°をなすようにし、第2複素インピーダンスと、前記の位相を回転した第1複素インピーダンスとを加算し、当該加算によって、実質的に酸化物材料からなる層の厚さを表す合成複素インピーダンスを形成することを特徴とする核燃料棒の被覆表面の酸化物材料からなる層の厚さを求める方法。
IPC (4件):
G01B 7/06 ,  G01N 27/90 ,  G21C 3/06 ,  G21C 17/06
FI (4件):
G01B 7/06 Z ,  G01N 27/90 ,  G21C 3/06 B ,  G21C 17/06 M
引用特許:
審査官引用 (3件)

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