特許
J-GLOBAL ID:200903070802158215
ジヒドロキシベンゼン及びジイソプロピルベンゼンジカルビノールの製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件):
久保山 隆
, 中山 亨
, 榎本 雅之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-028980
公開番号(公開出願番号):特開2007-246512
出願日: 2007年02月08日
公開日(公表日): 2007年09月27日
要約:
【課題】ジイソプロピルベンゼンジカルビノールの製造に伴って発生する濾液を効率的に処理する。【解決手段】ジイソプロピルベンゼンを空気酸化反応に付し、ジイソプロピルベンゼンジヒドロペルオキシド及びジイソプロピルベンゼンヒドロキシヒドロペルオキシドを含有する酸化反応液を得る酸化工程に続く、分離工程、分解工程、蒸留分離工程、還元工程及び後処理工程を有する方法において、還元工程で得られたジイソプロピルベンゼンジカルビノールを含む反応液からジイソプロピルベンゼンジカルビノールを、晶析、濾過及び乾燥を含む操作を用いて精製するに際し、濾過時に得られる濾液を分解工程及び/又は蒸留分離工程へ供給する。【選択図】図1
請求項(抜粋):
ジイソプロピルベンゼンを原料とし、ジヒドロキシベンゼン及びジイソプロピルベンゼンジカルビノールを同時に製造するジヒドロキシベンゼン及びジイソプロピルベンゼンジカルビノールの製造方法であって、下記の工程を含むジヒドロキシベンゼン及びジイソプロピルベンゼンジカルビノールの製造方法。
酸化工程:ジイソプロピルベンゼンを空気酸化反応に付し、ジイソプロピルベンゼンジヒドロペルオキシド及びジイソプロピルベンゼンヒドロキシヒドロペルオキシドを含有する酸化反応液を得る工程
分離工程:酸化工程で得られた酸化反応液を水酸化ナトリウム水溶液による抽出操作及び有機溶媒による抽出操作に付すことにより、ジイソプロピルベンゼンジヒドロペルオキシドとジイソプロピルベンゼンヒドロキシヒドロペルオキシドとを、各々を含む液に分離する工程
分解工程I:分離工程で得られたジイソプロピルベンゼンジヒドロペルオキシドを含む液を、酸触媒の存在下、分解反応に付すことにより、ジヒドロキシベンゼンを含む液を得る工程
分解工程II:分離工程で得られたジイソプロピルベンゼンヒドロキシヒドロペルオキシドを含む液を、酸触媒の存在下、分解反応に付すことにより、アセトンとイソプロペニルフェノールを含む液を得る工程
蒸留分離工程:分解工程IIで得られたイソプロペニルフェノールとアセトンを含む有機溶媒液を蒸留操作に付すことにより、アセトンと有機溶媒、及びイソプロペニルフェノールを含む重質分とに分離する工程
還元工程:分離工程で得られたジイソプロピルベンゼンヒドロキシヒドロペルオキシドの一部を還元反応に付すことにより、ジイソプロピルベンゼンジカルビノールを含む液を得る工程
後処理工程:還元工程で得られたジイソプロピルベンゼンジカルビノールを含む反応液からジイソプロピルベンゼンジカルビノールを、晶析、濾過及び乾燥を含む操作を用いて精製する工程であって、濾過時に得られる濾液を分解工程II及び/又は蒸留分離工程へ供給する工程
IPC (8件):
C07C 27/00
, C07C 37/08
, C07C 27/12
, C07C 29/132
, C07C 33/26
, C07C 39/08
, C07C 407/00
, C07C 409/12
FI (8件):
C07C27/00 310
, C07C37/08
, C07C27/12 340
, C07C29/132
, C07C33/26
, C07C39/08
, C07C407/00
, C07C409/12
Fターム (23件):
4H006AA02
, 4H006AC26
, 4H006AC40
, 4H006AC41
, 4H006AC42
, 4H006AD11
, 4H006AD15
, 4H006AD16
, 4H006BA25
, 4H006BA61
, 4H006BA66
, 4H006BB16
, 4H006BD70
, 4H006BE20
, 4H006BE30
, 4H006FC52
, 4H006FE11
, 4H006FE13
, 4H006FG22
, 4H039CA60
, 4H039CB40
, 4H039CG30
, 4H039CG50
引用特許:
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