特許
J-GLOBAL ID:200903071608633030

回折光学素子及びそれを有した撮影光学系

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高梨 幸雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-344369
公開番号(公開出願番号):特開2000-241614
出願日: 1999年12月03日
公開日(公表日): 2000年09月08日
要約:
【要約】【課題】高い回折効率が広範囲の波長域において得られ、かつ色フレアが目立たない回折光学素子及びそれを有した撮影光学系を得ること。【解決手段】少なくとも2種類の分散の異なる材質から成る回折格子4,5を近接して積層した格子構造をもち、設計次数が1次であり、該格子構造での最大光路長差が波長の1倍となる波長(設計波長)を複数有し、0次や2次の次数の回折光によるフレアが白色となるように、該複数の設計波長の各値を決めている。
請求項(抜粋):
少なくとも2種類の分散の異なる材質からなる複数の回折格子を積層した格子構造をもち、該格子構造での最大光路長差が波長の整数倍となる波長である設計波長を複数有し、該設計波長λ0が次の条件を満たす回折光学素子を、光学系中に含むことを特徴とする回折光学素子を有した撮影光学系。0<E1(λ0)+E2(λ0)+E3(λ0)<0.040<max{E1(λ0)、E2(λ0)、E3(λ0)}-min{E1(λ0)、E2(λ0)、E3(λ0)}<0.02ただし、max{E1(λ0)、E2(λ0)、E3(λ0)}はE1(λ0)、E2(λ0)、E3(λ0)の中の最大値を表わし、min{E1(λ0)、E2(λ0)、E3(λ0)}はE1(λ0)、E2(λ0)、E3(λ0)の中の最小値を表し、E1(λ0)、E2(λ0)、E3(λ0)は次の通りである。【数1】ただし、【数2】とする。以上において、Dm-1(λ0,λ)、Dm(λ0,λ)、Dm+1(λ0,λ):回折光学素子の設計次数がm、設計波長がλ0のときのそれぞれ(m-1)次、m次、(m+1)次の波長λでの回折効率、L(λ):光源の波長λでの分光特性、F1(λ)、F2(λ)、F3(λ):撮像手段の中のそれぞれある波長域の光を検出する受光手段の分光感度特性。ただし、分光感度が最大になる波長が小さい方からF1(λ)、F2(λ)、F3(λ)とする、T(λ):撮影光学系の波長λでの透過率。
引用特許:
審査官引用 (3件)

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