特許
J-GLOBAL ID:200903074549859347

蓄圧式燃料噴射装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-085522
公開番号(公開出願番号):特開平9-273443
出願日: 1996年04月08日
公開日(公表日): 1997年10月21日
要約:
【要約】【課題】 コモンレール式燃料噴射装置において、燃料噴射系の異常原因が燃料洩れと燃料噴放しのいずれかを的確に区別し、それぞれに最適な処理を行う。【解決手段】 燃料噴射系における燃料洩れ量QLを算出し(ステッフ ゚240)、このQLが所定値KQL 以上か否かによって燃料洩れの発生を判定する(ステッフ ゚250)。燃料洩れがあると判定された場合には、さらに、回転変動偏差DTNEを算出し(ステッフ ゚270)、このDTNEが所定値KDTNE 以上か否かによって噴放しの発生を判定する(ステッフ ゚280)。噴放し発生時には、コモンレール圧の上限値PLを0にして実質的に燃料噴射を停止する(ステッフ ゚320)。一方、噴放しでないときは、QLに基づき、予め設定された演算式{PL=f(QL)}を用いて、燃料洩れ量が大きくなるほど小さな値となるようコモンレール圧の上限値PLを算出し、制限下での燃料噴射を実行する(ステッフ ゚360)。
請求項(抜粋):
燃料ポンプにより吐出される燃料を高圧状態で一旦蓄えておく蓄圧室と、該蓄圧室から燃料の供給を受けてディーゼル機関の気筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁と、ディーゼル機関の回転速度を含む運転状態を検出する運転状態検出手段と、該検出される運転状態に基づいてディーゼル機関の1回の燃焼に必要な目標燃料噴射量を算出する目標燃料噴射量算出手段と、該算出される目標燃料噴射量に基づいて前記燃料噴射弁を開閉制御する燃料噴射制御手段と、前記検出される運転状態に基づいて、前記蓄圧室内の燃料の目標圧力を算出する目標圧力算出手段と、前記蓄圧室の燃料圧力を検出する燃料圧力検出手段と、該検出される燃料圧力と前記算出される目標圧力との差に基づいて、前記蓄圧室に対して前記燃料ポンプから吐出すべき燃料の目標吐出量を算出する目標吐出量算出手段と、該算出される目標吐出量に基づいて、前記燃料ポンプの吐出量を制御する吐出量制御手段と、前記吐出量制御手段による制御状態に基づいて、燃料噴射系に異常が生じているか否かを判定する燃料系異常判定手段とを備える蓄圧式燃料噴射装置において、前記検出されるディーゼル機関の回転速度に基づいて、気筒間での回転変動量を算出する回転変動量算出手段と、前記燃料系異常判定手段により燃料噴射系に異常が発生していると判定されている場合に、前記算出される回転変動量が所定の基準値以上のときは気筒内への燃料の噴放しによる異常と判定し、回転変動量が前記基準値未満のときは燃料噴射系からの燃料洩れによる異常と判定する異常原因判別手段とを備えることを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。
IPC (8件):
F02D 41/40 ,  F02D 29/02 ,  F02D 41/04 380 ,  F02D 41/22 380 ,  F02D 41/22 395 ,  F02D 45/00 345 ,  F02D 45/00 362 ,  F02M 37/08
FI (8件):
F02D 41/40 G ,  F02D 29/02 L ,  F02D 41/04 380 A ,  F02D 41/22 380 S ,  F02D 41/22 395 ,  F02D 45/00 345 K ,  F02D 45/00 362 J ,  F02M 37/08 B
引用特許:
審査官引用 (4件)
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