特許
J-GLOBAL ID:200903075988106050

パルスイオン源及びイオン運動を制動するための輸送デバイスを備えた分析計並びにその使用方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 柳田 征史 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-528992
公開番号(公開出願番号):特表2002-502084
出願日: 1999年01月25日
公開日(公表日): 2002年01月22日
要約:
【要約】イオン輸送デバイス、すなわちイオンソースと分析計との間のインターフェースを与えるための方法及び装置が提供される。イオン輸送デバイスは多重極子ロッドセットを含むことができ、パルスイオン源で生成されたイオンの空間及びエネルギー広がりを減衰させるための制動ガスを含む。多重極子ロッドセットは、イオンを質量分析計の入口に向けることができるように、イオン行路に沿ってイオンを誘導する効果を有する。発明は、特に、マトリックス分子及びイオンからなる、実質的に無指向性の、イオン源から全有効方向に進むイオンを有し、広いエネルギー広がり範囲を有し得る、小さな超音速ジェットを生成する、MALDI(マトリックス補助型レーザ脱離/イオン化)イオン源に適用できる。イオン輸送デバイスは:生成されたイオンをイオン軸に沿って実質的に広げて擬連続ビームを生成すること;イオン源から放出されたイオンのエネルギー広がりを小さくすること;及び、検体イオンの不必要なフラグメンテーションを少なくともある程度抑制することを含む、多くの効果を有することができる。この結果として、イオン生成サイクル毎に、多くのイオンパルスを飛行時間型あるいはその他の分析計に送ることができる。
請求項(抜粋):
質量分析計システムにおいて: 検体イオンパルスを供給するためのパルスイオン源; 質量分析計; 前記イオン源と前記質量分析計との間にわたるイオン行路;及び 前記イオン行路に配置され、前記イオン行路の少なくとも一部に制動ガスを有するイオン輸送デバイス;を含み: 前記イオン源から放出されたイオンのエネルギー広がりの縮小;前記イオン源からのイオンパルスの擬連続イオンビームへの変換;前記検体イオンの不必要なフラグメンテーションの少なくともある程度の抑制;並びに前記イオン行路に沿ってイオンを空間的及び時間的に広げ、よってピーク電流を下げ、空間電荷効果を弱めること;の内の少なくとも1つを生じさせることを特徴とする質量分析計システム。
IPC (2件):
H01J 49/42 ,  H01J 49/40
FI (2件):
H01J 49/42 ,  H01J 49/40
Fターム (2件):
5C038JJ04 ,  5C038JJ06
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特許第2299446号
  • MALDI-TOF質量分析装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-166825   出願人:株式会社島津製作所
  • MALDI-TOF質量分析装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-158866   出願人:株式会社島津製作所
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