特許
J-GLOBAL ID:200903077189074504

オイルダンパ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-164363
公開番号(公開出願番号):特開平11-344068
出願日: 1998年05月29日
公開日(公表日): 1999年12月14日
要約:
【要約】【課題】ピストンロッドの伸縮行程において、油室よりリザーバ室へ排出したエア(気泡)が再度内筒の油室内に吸い込まれるのを防止して、常に安定した減衰特性が得られるよう信頼性の向上を図る。【解決手段】内筒1の両端近傍1a,1bに内筒1内の油室A,Bとリザーバ室Rとを連通するエア抜き孔兼減衰力発生用オリフィス1fを穿設した複筒式横据付型オイルダンパにあって、底板12及び前蓋3Bの凹部12b,3bにエア抜き孔兼減衰力発生用オリフィス1fに連通する環状の通路12c,3cと環状の通路12c,3cの前後に内筒1と底板12及び前蓋3Bとの嵌合をシールするシール部材15を嵌挿する環状の溝12d,12e,3d,3eを成形し、環状の通路12c,3cに連通しリザーバ室Rの油侵下側に連通する孔12f,3fを穿設し、内筒1と底板12及び前蓋3Bに設けた環状の通路12c,3cとで形成する環状の連通路m,n、孔12f,3f、オリフィス1fを介してリザーバ室Rと油室A,Bとを連通する。
請求項(抜粋):
外筒と、外筒内に嵌合する前後蓋と、前蓋と後蓋に係合する底板とにより同芯的に配設される内筒と、内外筒との間に形成されるリザーバ室と、内筒内に摺動自在に嵌挿し油室A,Bとを区画するピストンを締結するピストンロッドと、油室Aから油室Bへの流れに減衰力を発生するようピストンに設けられた減衰弁及びリリーフ弁と、内筒端に係合する底板に設けられリザーバ室から油室Bへのみ流れを許すチェック弁と油室Bからリザーバ室への流れに減衰力を発生する減衰弁と、油室Aとリザーバ室とを連通するよう前蓋に設けられる連通路中にリザーバ室から油室Aへのみ流れを許すチェック弁とを備え、内筒の端近傍に内筒内の油室とリザーバ室とを連通するエア抜き孔兼減衰力発生用オリフィスを穿設し、オリフィスよりの流体を通路を介してリザーバ室の油侵下方側に排出するようにした複筒式横据付型オイルダンパにおいて、前記底板及び前蓋の凹部内周にエア抜き孔兼減衰力発生用オリフィスに連通する環状の通路と環状の通路の前後に内筒と底板及び前蓋との嵌合部をシールするシール部材を嵌挿する環状の溝を成形し、底板及び前蓋の環状の通路に連通しリザーバ室の油侵下方側に連通する孔を穿設し、内筒と底板及び前蓋に設けた環状の通路とで形成する環状の連通路,孔,オリフィスを介してリザーバ室と油室とを連通するようにしたことを特徴とするオイルダンパ。
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 油圧緩衝器
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-005467   出願人:財団法人鉄道総合技術研究所, トキコ株式会社
  • 逆止弁
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-190746   出願人:ヤマハ発動機株式会社
  • オイルダンパにおけるエア抜き構造
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-221100   出願人:カヤバ工業株式会社
全件表示

前のページに戻る