特許
J-GLOBAL ID:200903077546714991
振動補償制御回路
発明者:
,
,
出願人/特許権者:
,
代理人 (1件):
特許業務法人はるか国際特許事務所
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2007-331833
公開番号(公開出願番号):特開2009-156911
出願日: 2007年12月25日
公開日(公表日): 2009年07月16日
要約:
【課題】撮像装置の振動補償制御回路にて、振動に応じて検出される角速度信号を積分してレンズの所要変位量を求める処理において、ジャイロセンサの出力信号が高周波数領域で生じる位相遅れの影響を受け、当該高周波数領域で過剰位相遅れが生じ、正確な積分信号が得られず振動補償の精度が低下する。【解決手段】ジャイロイコライザ24は、ジャイロセンサ12からの角速度信号を積分回路46で積分し角度信号に変換し、センタリング処理回路48(HPF)で角度信号の直流成分を除去する。積分回路46をローブーストフィルタ(LBF)で構成し、目的補償帯域での位相遅れを積分処理に応じた値とする。さらにLBFが高周波数側にて位相遅れを減少させる特性を利用し、ジャイロセンサ12の位相特性に起因する高周波数領域での角度信号の過剰位相遅れを補償し、高周波数領域での位相遅れを90度に近づける。【選択図】図1
請求項(抜粋):
撮像装置に備えられた振動検知素子から当該撮像装置の移動速度に応じた振動検知信号を得て、前記撮像装置の振動補償機構を駆動する振動補償制御回路であって、
前記振動検知信号に対して積分処理を行って、前記撮像装置の変位量に応じた振動補償信号を生成する振動補償信号生成回路と、
前記振動補償信号に基づいて、前記振動補償機構を駆動する駆動信号を生成するサーボ回路と、
を有し、
前記振動補償信号生成回路は、
前記振動検知信号から低周波成分を減衰し、目的補償帯域の振動成分を通過するハイパスフィルタと、
前記ハイパスフィルタを通過した前記振動検知信号に対して前記積分処理を行う積分回路と、
を有し、
前記積分回路は、
前記目的補償帯域内にて位相遅れ補償を行う位相遅れ補償回路を用い、当該位相遅れ補償回路の高周波数帯域での位相遅れの減少と、前記振動検知素子の特性により前記高周波数帯域にて増加する前記振動検知信号の位相遅れとを相殺させ、前記目的補償帯域及び前記高周波数帯域での位相特性を調整すること、
を特徴とする振動補償制御回路。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (5件):
5C122EA41
, 5C122FH23
, 5C122GE05
, 5C122HA78
, 5C122HA88
引用特許: