特許
J-GLOBAL ID:200903077608168263

時間インターリーブAD変換器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 井上 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2005-341356
公開番号(公開出願番号):特開2007-150640
出願日: 2005年11月28日
公開日(公表日): 2007年06月14日
要約:
【課題】 低速高分解能AD変換器を複数組み合わせて,実効的に高速動作させる時間インターリーブAD変換器において,各変換器が持つDCオフセット,変換利得誤差,サンプリングタイミング誤差,周波数特性といった各種の劣化要因を補正する必要がある。【解決手段】 線形フィルタ演算に定数項を加えた非線形フィルタ演算で補正を行う。高速低分解能AD変換器を別途併用し,この出力信号を教師信号とする適応信号処理によって補正係数を算出する。このとき高速低分解能AD変換器に起因する量子化雑音には影響されずに補正が可能である。【選択図】 図4
請求項(抜粋):
サンプリング速度FS[Hz],分解能K1[bit]のM個の第1のAD(アナログ-ディジタル)変換器ADC0〜ADC(M-1)と、サンプリング速度M×FS[Hz],分解能K2<K1[bit]の第2のAD変換器ADC(M)とを有し、 上記第1のAD(アナログ-ディジタル)変換器ADC0〜ADC(M-1)のアナログ入力端子を共通に結線した上で,タイミングが1/FS/M[sec]ずつ遅れたM相クロックCLK0〜CLK(M-1)によってAD変換し,得られたディジタル信号SIG0〜SIG(M-1)を,M×FS[Hz]のクロックに同期して巡回的にマルチプレクスすることで,サンプリング速度M×FS[Hz],分解能K1[bit]のディジタル信号x[n]を得て、 x[n]を0,1,...,N-1サンプル遅延させたN本の信号を要素とするベクトル信号Xv[n]=(x[n],x[n-1], ... ,x[n-(N-1)])’と,N要素の重みベクトルWv[n]=(w1,...,w(N-1),w(N))’との内積に基づく線形フィルタ演算によって出力信号y[n]を生成し(記号ダッシュは転置)、 上記第2のAD変換器ADC(M)を,上記第1のAD変換器ADC0〜ADC(M-1)と入力端子が共通となるように結線し,教師信号d[n]を得て、 上記出力信号y[n]と上記教師信号d[n]との残差信号e[n]=d[n]-y[n]を作り,該残差信号e[n]にゲインベクトルKv[n]を乗じたものを現在の重みベクトルWv[n]に加え,Mサンプル後の重みベクトルWv[n+M]とするように更新し、 上記ゲインベクトルKv[n]は,上記ベクトル信号Xv[n]に基づき,上記残差信号e[n]の自乗平均値を最小化するように動作する適応アルゴリズムを用いて生成することを特徴とする時間インターリーブAD変換器。
IPC (1件):
H03M 1/10
FI (1件):
H03M1/10 A
Fターム (8件):
5J022AA01 ,  5J022BA01 ,  5J022BA03 ,  5J022BA10 ,  5J022CA01 ,  5J022CA07 ,  5J022CE01 ,  5J022CF08
引用特許:
出願人引用 (4件)
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