特許
J-GLOBAL ID:200903077631970581

燃料電池用金属セパレータ及びその製造方法、燃料電池用金属素材及び燃料電池

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菅原 正倫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-136812
公開番号(公開出願番号):特開2005-317479
出願日: 2004年04月30日
公開日(公表日): 2005年11月10日
要約:
【課題】 硫酸雰囲気に対する耐食性を十分に確保でき、かつ、金属被覆部に不可避的なピンホール等を生じているにもかかわらず、孔食に対する耐食性にも十分に優れた燃料電池用金属セパレータを提供する。【解決手段】 燃料電池用セパレータ10は、金属材料板材により形成され、燃料電池の固体高分子電解質膜を覆う電極層上に片側の板面を積層することにより、前記電極層との間にガス通路を形成する。金属材料板材は、30質量%以上83質量%以下のNiと、15質量%以上30質量%以下のCrと、2質量%以上10質量%以下のMoとを、Ni、Cr及びMoの合計含有率が47質量%以上となるように含有し、さらに、Crの含有率をWCr(質量%)、Moの質量含有率をWMo(質量%))として、PI=WCr+3.3WMoにて表されるピッティングインデックスPIの値が30以上63以下の値に調整された組成を有する本体合金からなる本体部13と、該本体部13の表面を覆うとともに本体合金よりも貴な金属からなる、不可避的なピンホールを有した金属被覆部12とを有する。【選択図】 図3
請求項(抜粋):
金属材料板材により形成され、燃料電池の固体高分子電解質膜を覆う電極層上に片側の板面を積層することにより、前記電極層との間にガス流路を形成するとともに、 前記金属材料板材が、 30質量%以上83質量%以下のNiと、 15質量%以上30質量%以下のCrと、 2質量%以上10質量%以下のMoとを、Ni、Cr及びMoの合計含有率が47質量%以上となるように含有し、 さらに、Crの含有率をWCr(質量%)、Moの質量含有率をWMo(質量%))として、PI=WCr+3.3WMoにて表されるピッティングインデックスPIの値が30以上63以下の値に調整された組成を有する本体合金からなる本体部と、該本体部の表面を覆うとともに前記本体合金よりも電気化学的に貴な金属からなる金属被覆部とを有することを特徴とする燃料電池用金属セパレータ。
IPC (3件):
H01M8/02 ,  C22C19/05 ,  H01M8/10
FI (3件):
H01M8/02 B ,  C22C19/05 J ,  H01M8/10
Fターム (13件):
5H026AA06 ,  5H026BB02 ,  5H026BB04 ,  5H026CC03 ,  5H026CC05 ,  5H026CC08 ,  5H026CX04 ,  5H026EE02 ,  5H026EE08 ,  5H026EE18 ,  5H026HH03 ,  5H026HH05 ,  5H026HH06
引用特許:
出願人引用 (3件) 審査官引用 (5件)
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引用文献:
審査官引用 (2件)
  • Superalloys A Technical Guide, 1988, Table2.1
  • ステンレス鋼便覧, 1995, 第3版, p.338

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