特許
J-GLOBAL ID:200903078965142279

火花点火式直噴エンジン

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 進藤 純一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-300293
公開番号(公開出願番号):特開2002-106353
出願日: 2000年09月29日
公開日(公表日): 2002年04月10日
要約:
【要約】【課題】 吸気側にオフセットしてキャビティを設けた火花点火式直噴エンジンにおいて、スワール減衰を防止し燃料噴霧の移送性を確保しつつ、キャビティ外への燃料噴霧流出を抑制し、スモーク発生、カーボン堆積を抑制する。【解決手段】 吸気側にオフセットしたキャビティ13を有するペントルーフ形状のピストン冠面の排気側傾斜面12cのスワール上流側部分(U)とスワール下流側部分(L)の間に段差を設け、キャビティ13の排気側周縁のスワール上流側の側壁部分13aを高くして、上流側部分(U)のスキッシュクリアランスをシリンダ中心方向へ略均一で小さくし、下流側部分(L)のクリアランスをシリンダ中心方向へ徐々に大きくして、スワール上流側の側壁部13aの高さとスキッシュ流により燃料噴霧の流出を抑制するとともに、スワール下流側のスキッシュ流によるスワールの減衰を抑制する。
請求項(抜粋):
シリンダヘッドの下面にクランク軸方向の稜線部分を挟んで吸気側および排気側のシリンダボア周縁近傍に達する傾斜面を成すペントルーフ形状の燃焼室凹部が形成され、該燃焼室凹部の上記稜線部分に点火プラグが配設されるとともに、吸気側および排気側の傾斜面に吸気ポートおよび排気ポートが形成されて、それら吸気ポートおよび排気ポートに吸気弁および排気弁がそれぞれ配設され、ピストン冠面が上記シリンダヘッドの燃焼室凹部に沿ったペントルーフ形状に形成され、該ペントルーフ形状のピストン冠面にシリンダ軸線に対し吸気側に偏位し排気側周縁が上記点火プラグよりも排気側となる凹陥状のキャビティが設けられ、上記燃焼室凹部の吸気側に上記キャビティに向けて直接燃料を噴射するよう燃料噴射弁が配設され、シリンダ内にスワールを生成するスワール生成手段が設けられ、該スワール生成手段により生成されたスワールによって上記燃料噴射弁からの燃料噴霧が上記キャビティ内の点火プラグの周りに移送され、該点火プラグ周りに混合気が偏在し成層化するよう構成された火花点火式直噴エンジンにおいて、上記ピストン冠面の排気側傾斜部分を、ペントルーフの稜線近傍に位置するキャビティ排気側周縁の上記点火プラグに対しスワール上流側且つ上記燃料噴射弁に対しスワール下流側の側壁が、上記キャビティ排気側周縁の上記点火プラグに対しスワール下流側且つ上記燃料噴射弁に対しスワール上流側の側壁よりも高い形状としたことを特徴とする火花点火式直噴エンジン。
IPC (3件):
F02B 23/10 ,  F02B 17/00 ,  F02F 3/26
FI (4件):
F02B 23/10 D ,  F02B 23/10 M ,  F02B 17/00 F ,  F02F 3/26 C
Fターム (7件):
3G023AA04 ,  3G023AA07 ,  3G023AB03 ,  3G023AD02 ,  3G023AD08 ,  3G023AD12 ,  3G023AG01
引用特許:
出願人引用 (4件)
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審査官引用 (4件)
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