特許
J-GLOBAL ID:200903078997645108

低エネルギーカルボニル化プロセス

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (6件): 社本 一夫 ,  増井 忠弐 ,  小林 泰 ,  千葉 昭男 ,  富田 博行 ,  細川 伸哉
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-562701
公開番号(公開出願番号):特表2004-523539
出願日: 2002年02月06日
公開日(公表日): 2004年08月05日
要約:
メタノールのカルボニル化により酢酸を製造するための低エネルギープロセスを開示する。本プロセスは、2つ以下の蒸留カラムを使用して約14%未満の水で操作するロジウム-触媒化系を包含する。本プロセスは、生成物の流れのプロピオン酸不純物レベルが低く、且つアルデヒド不純物レベルがアルデヒド生成を最小化させるか、またはアルデヒドを除去することによって最小化するように、制御するのが好ましい。ヨウ化物レベルは、高温で生成物とイオン交換樹脂とを接触させることによって制御する。好ましい態様では、少なくとも1つの銀または水銀転換マクロレティキュラー型強酸イオン交換樹脂を使用して、本生成物を精製する。高温処理により、生成物の流れの色値(Pt-Co単位)を制御できるという付加利益が得られる。
請求項(抜粋):
酢酸を製造するための連続プロセスであって、 (a)接触反応媒体を含んでいるカルボニル化反応器中で、メタノールと一酸化炭素供給原料とを反応させ、その間に前記反応の過程の間に前記反応媒体中で、(i)触媒安定剤及びコプロモーターとして有効な約2〜約20重量パーセントの範囲のイオン性ヨウ化物濃度を維持するのに有効量で、反応温度で反応媒体に溶解性の塩、(ii)約1〜20重量パーセントのヨウ化メチル、(iii)約0.5〜約30重量パーセントの酢酸メチル、(iv)ロジウム触媒と、(v)酢酸と共に、約0.1重量パーセント〜14重量パーセントの水の少なくとも有限濃度を保持する; (b)前記反応器から前記反応媒体の流れを抜き出し、抜き出した媒体の一部をフラッシング段階で気化させる; (c)一次精製系統において、フラッシュさせた蒸気を2つ以下の蒸留カラムを使用して蒸留して液体酢酸生成物の流れを形成し、その間に一つ以上の再循環の流れを前記反応器に提供する;次いで (d)生成物が約10ppb未満のヨウ化物含量であるように、前記液体酢酸生成物の流れからヨウ化物を除去する、ここで前記酢酸生成物の流れからヨウ化物を除去する段階は、(i)少なくとも約100°Cの温度で、前記液体酢酸生成物の残渣の流れとアニオン性イオン交換樹脂とを接触させ、続いて前記液体酢酸生成物の流れを、樹脂の活性部位の少なくとも1パーセントを銀または水銀形に転換させた、銀または水銀転換イオン交換基体と接触させるか、あるいは(ii)前記液体酢酸生成物の流れを、樹脂の活性部位の少なくとも1パーセントを銀または水銀形に転換させた、銀または水銀転換イオン交換基体と接触させることからなる群から選択される、各段階を含む、前記プロセス。
IPC (3件):
C07C51/12 ,  C07C51/47 ,  C07C53/08
FI (3件):
C07C51/12 ,  C07C51/47 ,  C07C53/08
Fターム (10件):
4H006AA02 ,  4H006AC46 ,  4H006BA24 ,  4H006BA49 ,  4H006BB12 ,  4H006BC36 ,  4H006BE30 ,  4H006BS10 ,  4H039CA65 ,  4H039CF30
引用特許:
審査官引用 (5件)
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