特許
J-GLOBAL ID:200903079736011752

アクチュエータ及びその駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-024867
公開番号(公開出願番号):特開平11-222046
出願日: 1998年02月05日
公開日(公表日): 1999年08月17日
要約:
【要約】【課題】 動力伝達機構にばね部材を設けて、出力軸の回転が停止した際に、モータからのトルクをばね部材に蓄積するようにしたアクチュエータにおいて、モータからばね部材に至る動力伝達系でギヤの回転量を検出することなく、ばね部材が必要以上に捩り込まれるのを防止し、且つ、電力消費量を抑制する。【解決手段】 推力アクチュエータ1において、モータ2の回転をトーションスプリング3に伝達する動力伝達系に、部分歯14a,15bを備えたアイドラギヤ14と大径ギヤ15とを設け、各ギヤ14,15を部分歯14a,15aが噛み合う領域でのみ回転させる。また、大径ギヤ15の部分歯15a両側には窪み部を形成して、アイドラギヤ14の部分歯未形成領域が回転できるようにする。この結果、モータ通電時の大径ギヤ15の回転量を必要最小限に制限でき、モータの通電遮断時には、大径ギヤ15が逆回転するのを防止できる。また、モータ2の通電遮断は、通電時間を計時するかロック電流を検出することにより行う。
請求項(抜粋):
通電により回転トルクを発生するモータと、複数のギヤにて構成され、前記モータの回転トルクを増大して出力軸に伝達する動力伝達機構と、該動力伝達機構に介在され、前記出力軸に駆動対象物側から加わる負荷が増大して該出力軸の回転が停止した際に、前記モータの回転慣性エネルギを蓄えて前記出力軸を所定量回動可能なトルクを蓄積するばね部材と、を備え、前記モータの回転により前記出力軸側に接続される駆動対象物を所定量変位させるアクチュエータであって、前記動力伝達機構において前記モータの回転トルクを前記ばね部材に伝達する入力側ギヤの回転量を、前記駆動対象物を所定量変位させるのに必要な回転量に規制する回転制限機構と、前記モータ通電時に前記回転制限機構の動作によって前記入力側ギヤの回転が停止すると、該入力側ギヤの回転位置を停止位置に保持し、その後前記モータの通電が遮断された際に前記入力側ギヤが逆回転するのを阻止する回転保持機構と、を設けたことを特徴とするアクチュエータ。
IPC (3件):
B60K 17/35 ,  B60K 23/08 ,  H02K 7/118
FI (3件):
B60K 17/35 B ,  B60K 23/08 Z ,  H02K 7/118 A
引用特許:
審査官引用 (4件)
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引用文献:
審査官引用 (1件)
  • 新編 機械の素, 19760325, 第9版, 138頁

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